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『ウルトラセブン』ウルトラ警備隊の服が「演者から絶賛」された本当の理由 “前作”は…

『ウルトラセブン』ウルトラ警備隊の服が「演者から絶賛」された本当の理由 “前作”は…


『アンヌ今昔物語: ウルトラセブンよ永遠に…』(小学館)

【画像】え、「警備隊とは違うオレンジだ」 コチラがひし美ゆり子さんが「隊員服を脱いだ」衝撃の姿です

でもアンヌだけはあの服を擁護していた……

『ウルトラセブン』には、「ウルトラ警備隊」という防衛組織が登場します。前作『ウルトラマン』の防衛組織「科学特捜隊」の朗らかで楽しげな雰囲気とは打って変わって、緊迫感漂うプロフェッショナル集団という描かれ方をしていました。

 そうした大人の雰囲気を象徴しているものが、隊員服と言えるでしょう。全体はグレーで、脇腹には黒い蛇腹パーツが施され、白いラインが全体をシックにまとめてくれています。

 成田亨さんが手がけたこの隊員服は、歴代最高峰のデザインだったと言っても過言ではないでしょう。シンプルながら、本格SFにはピッタリの意匠です。

 この隊員服は、ウルトラ警備隊の演者陣にも大好評で迎えられます。その理由は無論、「かっこいいいから」なのですが、その奥にはもっと微妙なニュアンスが含まれていました。つまりあるものと比べた上で、ウルトラ警備隊の隊員服はかっこよかった、という意味合いが強かったのです。

 そのあるものとは、当然ながら前作『ウルトラマン』の「科学特捜隊」の服に他なりません。「ド派手なオレンジ色」が特徴の科学特捜隊の隊員服は、演者たちにはすこぶる不評だったのです。

 実際、「キリヤマ隊長」を演じた中山昭二さんは「オレンジ色じゃなくて良かった。これなら街を堂々と歩けるな!」と、あくまでも「科学特捜隊みたいじゃなくて良かった」という、消極的理由で絶賛していたといいます。科学特捜隊の隊員服は、今でこそお馴染みではありますが、当時としてはいささか恥ずかしかったようです。

 実際、『ウルトラマン』の撮影で市街地に出る際は、科学特捜隊のメンバーは皆、恥ずかしくないようになるべく一箇所に集まっていたという話が残っています。散々な言われようです。

 とはいえ『ウルトラセブン』で「友里アンヌ隊員」を演じた、ひし美ゆり子さんだけは「オレンジ&黄色系が大好きで、こんな奇抜な色の衣装が着られたら嬉しいな……と内心思った」と、科学特捜隊の隊員服を気に入っていました。一応、オレンジ服の名誉のために補足しておきます。

 ウルトラ警備隊の隊員服は、現在でも通用する普遍性を感じさせるデザインです。そして何より「堂々と外ロケができる」というプラスの要素を、『ウルトラセブン』の現場にもたらしていたのでした。

参考書籍:『アンヌ今昔物語: ウルトラセブンよ永遠に…』(小学館)

配信元: マグミクス

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