チームメイトの森下翔太との本塁打王争いに加え、打率と打点でもトップを走る阪神・佐藤輝明の三冠王タイトルが現実味を帯びてきている。
佐藤はポスティングシステムを利用した大リーグ挑戦を目指しているのだが、阪神球団、そして親会社の阪急サイドと折り合いがついていない。そうした状況下、その交渉実態が明らかになった。
球界関係者が声を潜めて明かす。
「代理人のショーン・ノバック氏と阪神球団が水面下で交渉を進めていますが、メジャーリーグでは労使協定をめぐる交渉難航により、今オフはロックアウト(施設への選手立ち入り禁止や契約凍結など、球団サイドによる業務停止措置)となる公算が大きい。そのためノバック氏は、来オフに必ず移籍を実現させることを目指し、方針を転換しました。佐々木朗希が『ゴネ得批判』に晒された前例を踏まえ、もう少し阪神に貢献してから出ることを、佐藤サイドが決断。今オフのアメリカ移籍は消滅しました」
これで選択肢は3つに絞られた
昨年はバッシングが日に日に強まる中、ノバック氏が強硬姿勢で春キャンプ前日の1月31日に年俸4億5000万円プラス出来高5000万円で滑り込み契約。ポスティング問題は2027年シーズン終了後に持ち越しとなる。
佐藤が海外FA権を獲得するのは2029年オフ。そこまでは阪神が佐藤の保有権を持っている。ポスティングを2027年終了後または2028年終了後のどちらかで認めるか、もしくは海外FA権取得まで認めないか、という3つの選択肢に絞り込まれてきたのである。
(渡辺優)

