3回戦の4試合が行われた大会第11日。投手でまず見事なパフォーマンスを見せたのが第3試合に登場した木村颯(履正社3年)だ。初戦の享栄戦では被安打8、7四死球ながら粘りの投球を見せて167球で2失点完投(自責点1)。この日は5点をリードされた3回のツーアウト一・二塁の場面から3番手でマウンドに上がると、後続を打ち取ってこのピンチを無失点で切り抜けると、そこから最後までスコアボードに0を並べる好投を見せた。
身長170㎝と上背はないものの、全身を使って投げ込むストレートは常時140キロを超え、カーブ、チェンジアップなど緩い変化球を上手く使えるピッチングが持ち味だ。享栄戦では少し不安定だった制球もこの日はしっかりコーナーに投げ分けることができており、四死球は0だった。卒業後は大学進学とのことだが、順調に成長すれば4年後のドラフト候補となることも十分期待できるだろう。
野手で目立ったのが金本相有(天理3年・遊撃手)だ。初戦の福山戦では先制のソロホームランを放ち、チームに勝利に大きく貢献。この日も6回に逆転に繋がるセンター前ヒットを放つなど3安打の活躍で4番の役割を果たした。
少し重心を低くした構えでタイミグをとる動きが小さく、少しタイミングを外されてもしぶとくボールに着いていくことができる。ショートの守備でも7回に捕球ミスで1つのエラーがあったものの、直後に三遊間に抜けそうな当たりをダイビングキャッチでアウトにするなど、再三の好プレーを見せた。木村と同様に卒業後は大学に進むとのことだが、打てるショートは貴重なだけに今後も注目を集めそうだ。

