渋カジ全盛期からアメリカンカルチャーに魅了され続けてきた桃崎氏。ウエスタンブーツやシャツを軸に独自のスタイルを築いてきた。辿り着いた答えは、品格と武骨さが共存する「Dress & Country」。

Salon de Analog Owner/桃崎潤|渋カジ黎明期からアメリカンカルチャーに魅了され、アメリカンヴィンテージをはじめ、英国、イタリアのトラディショナルウエアまでを幅広く精通。国内外を飛び回りながら、自身が理想とする「Dress & Country」スタイルを提案している。
ウエスタンの美学を、現代の装いへと昇華する。
「いわゆる渋カジ世代。当時、トニーラマにリーバイス517を穿いていましたよ。その頃からウエスタンシャツは好きでしたね」
と当時を振り返る。しかし彼の場合、着こなしはアメカジ一辺倒ではなく、ツイードジャケットの下にデニムのウエスタンシャツを合わせたり、足元はドレスシューズ。単なるファッションではなく、その背景にあるアメリカの文化そのものが好きだったという。
「カウボーイブーツはアメリカならではの文化ですからね。ヨーロッパの乗馬文化とはまた違う、独自の格好良さがありますよね」
長年アメリカを巡り、現地の人々が日常的にブーツを履く姿を目の当たりにしてきた経験も、その想いを強くしている。最終的に行き着いたのはのは「Dress & Country」。英国やイタリアの上質なドレススタイルと、アメリカ西部の武骨さ。その両者を自然に融合させることこそ、理想のスタイルだという。

RIOS OF MERCEDESとBLACK JACKを取り扱う。いずれもドレスシューズを思わせる端正な佇まいと高い完成度でファンを魅了する。

「Dress&Country」を象徴するRIOS OF MERCEDESのブーツ。インレイという技術でインディアンヘッドが表現される。 ¥275,000_

ヘアオンハイドを採用したツートーンデザイン。フロントにはカウボーイを示唆するロングホーンが鎮座する。迫力のあるフェイスに仕上がった。¥24,2000_

上品な佇まいで洗練された印象を受ける花柄が表現されたBLACK JACKのブーツ。1950年代のヴィンテージをベースに再構築された。¥242,000_

クラシックかつベーシックなデザインのいわゆるローパーブーツ。キメが細かく美しい銀面を持つフレンチカーフを採用している。¥198,000_

【DATA】
Salon de Analog
東京都千代田区西神田2-4-1
東方学会本館103号室
Tel.080-2121-6200
instagram:salon_de_analog
(出典/「CLUTCH Magazine 2026年8月号」)