フジテレビの木曜ゴールデン・プライムタイムが苦戦を強いられている。順を追って検証していこう。
まずは上垣皓太朗アナが司会の音楽番組「STAR」(19時)だ。今年4月スタートの初回こそ世帯視聴率3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東、以下同)、個人視聴率2.4%だったが、その後は右肩下がり。8月6日の放送回では個人視聴率が1.2%という「絶望的な数字」を記録した。一部メディアでは「編成幹部らが打ち切りに向けて動き出している」との声が伝えられる、危機感が広がっている。
「STAR」が新設される以前はさまぁ~ず司会の音楽番組「ミュージックジェネレーション」の枠だったが、こちらはまだ2%台と「健闘」していた。「STAR」はフジテレビを代表する音楽特番のスタッフと「めざましテレビ」のエンタメチームがタッグを組み、世代を超えて愛される音楽番組を目指すとして鳴り物入りで始まっただけに、局内の落胆は大きいようだ。
毒にも薬にもならない食べ歩き映像が続く
「STAR」に続いて20時に放送されているのが「街グルメをマジ探索!かまいまち」。8月6日の視聴率はこれまた1.3%にとどまっている。
この日は外国人観光客に人気の東京タワー周辺エリアを特集し、朝日奈央とWEST.桐山照史がゲスト出演していたが、毒にも薬にもならない食べ歩き映像が続き、案の定、数字は振るわなかった。
続く21時台の「ナゾトレMAXXX」もこの日は1.8%に沈むなど、軒並み低調だ。かつて「とんねるずのみなさんのおかげでした」が長年にわたり高視聴率を誇っていた21時枠だけに、往時との落差はあまりに大きい。
「STAR」は毎週豪華なアーティスト、「かまいまち」は人気タレント、「ナゾトレMAXXX」はくりぃむしちゅー、タカアンドトシといったギャラのかかる芸能人を投入している。逼迫するフジテレビの台所事情を考えれば、編成全体の立て直しだけではなく、出演者の見直しを迫られているといえそうだ。
(野田おさむ)

