
力強い根の上に愛らしい花を咲かせるような、そんな熱を感じさせる表現者・高野洸。「天才てれびくんMAX」(2003~2011年、NHK教育)の番組内オーディションで生まれたダンス&ボーカルユニット・Dream5から現在の個人名義に至るまで、アーティストとして精力的に活動する一方、俳優としても舞台「キングダム」の主演やドラマ「地獄は善意で出来ている」(2025年、フジテレビ系)レギュラー出演などジャンルを問わず活躍の場を広げている。そんな高野の強みが最大限に生きるジャンルの1つが、ミュージカル、特に2.5次元作品ではないだろうか。歌にダンスに芝居といった高野の“表現の熱”がギュッと凝縮されたステージに、観客はグッと心をつかまれて、その“熱”に浮かされる。
■表現者・高野洸の“熱”を堪能できる、2.5次元ファン必見の2作品
そんな高野をフィーチャーした特集企画「2ヶ月連続 ―熱を帯びる表現者― 俳優・高野洸」が、8月17日(月)夜9:00より日本映画専門チャンネルにて放送される。同特集では、オリジナルドラマ「がんばって、がんばらない」(2026年)をはじめ、高野の魅力が堪能できる出演作7作品をピックアップ。
本記事では、その中でも特に注目のミュージカル「スタミュ」スピンオフ team柊単独公演『Caribbean Groove』と、2023年に東京・日本武道館で行われたイベント『ACTORS☆LEAGUE in Games 2023』の2作品を深掘りしたい。
■ライバルだからこその絆と輝き…ミュージカル「スタミュ」スピンオフ公演
ミュージカル学校を舞台に、スターの卵たちの青春を描いた人気アニメ「スタミュ」のミュージカル版(通称「スタミュミュ」)。その中で、主人公・星谷悠太らが所属する“team鳳”のライバルユニット“team柊”が主役を務め、海賊黄金時代のカリブ海を舞台に歌とダンスでみせるスピンオフステージ、ミュージカル「スタミュ」スピンオフ team柊単独公演『Caribbean Groove』。
team柊の面々による海賊たちの物語で、高野は血気盛んで野生味あふれる虎石和泉/ティエラを演じる。カリブ海にたなびく、真紅の海賊旗。そのシンボルマークにちなみ、彼らの通り名は“ブラッディー・ロジャー”。5人のリーダーが率いる血染めの海賊には、誰にも知られていない秘密があった。
華やかでダンススキルの高いチームの中でも、高野の存在感は際立っている。切れ味鋭いアクションと、表情管理が完璧な色気あふれるパフォーマンス、そして圧倒的な声量といった彼特有の“熱”に溶かされる。また普段のteam柊のスタイリッシュさと、海賊として見せるアウトローでワイルドなギャップも胸アツでたまらない。
単なるスピンオフにとどまらない、高野をはじめとした櫻井圭登、北川尚弥、丹澤誠二、星元裕月からなるteam柊キャスト陣の息の合った安心・安定のチームワークと、ステージに懸ける情熱を、ぜひ体感してほしい。
■高野洸の“ゲーム愛”が爆発…熱狂のイベント「ACTORS☆LEAGUE in Games 2023」
俳優自らプロデュースする人気プロジェクト『ACTORS☆LEAGUE』の中で、高野自らがプロデューサーを務める『in Games』。「ゲームに救われています」と語るほど“ゲームを深く愛する俳優”として知られる高野が率いる【King Squad】をはじめ、荒牧慶彦、阿部顕嵐、北村諒、三浦宏規、有澤樟太郎、牧島輝ら2.5次元作品や舞台作品で活躍する人気俳優陣が一堂に会する多幸感満載のゲームイベントだ。
【King Squad】によるキレキレの歌とダンスから始まり、植木豪の演出と融合したエンターテインメント性が高いステージはゲームショーのようなゴージャスな煌びやかさを放ち、舞台で演じる姿とは一味違う俳優たちの本気の喜怒哀楽と勝負顔も堪能することができる。真剣にゲームをする彼らの表情だけでなく、コントローラーを捌く指の動きから感じる独特な色気に高揚する。まさにここでしか見られない“特別”が詰まっていて、激アツだ。
高野は、さすが座長!と拍手を送りたくなるほどの腕前。そして対戦で見せる鋭い集中力と頼もしさは、文句なしにカッコイイ。一方で、口を開けば普段の天然ぶりが爆発し、仲間たちと見せる無邪気な少年のような笑顔があまりにも尊い。「観客を楽しませたい」という彼のエンタメ精神が詰まった最高のライブショーと会場の熱気に、画面越しで見ていても手に汗握るほどで、こちらの体温も上昇してしまう。
■演技、ダンス、そしてプロデュース――高野洸の多彩な魅力
キャラクターを生きる役者としての高い表現力と、仲間を巻き込んでステージを創り出すプロデューサーとしての魅力。どちらも高野洸の底知れぬポテンシャルと情熱を感じさせる。2.5次元ファンはもちろん、高野洸という表現者に初めて触れる人にとっても、その力強くて愛らしい彼の表現の“熱”に酔いしれるに違いない。
構成・文=戸塚安友奈

