ロサンゼルス・ドジャースは、直近10試合で5勝5敗。現地7月31日のボストン・レッドソックス戦から同8月8日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦までに喫した7連敗からは持ち直したものの、現在臨んでいるミルウォーキー・ブルワーズとの4連戦では、ここまで1勝2敗と苦戦している。
シーズン当初から白星を積み重ねる快進撃で、現在74勝50敗。2位のダイヤモンドバックスに8ゲーム差をつけてナ・リーグ西地区首位を快走しているものの、8月に入ってからチームの調子はいまひとつだ。
その要因の一つに、守護神の苦戦が挙げられるだろう。通算253セーブの実績を看板に今季からドジャースに加わった右腕エドウィン・ディアズは、現地4月19日までに1勝0敗4セーブをマーク。ただ同20日に右肘故障のために負傷者リスト入りし、シーズン早々に離脱した。
その後、同7月29日に復帰したが本来の出来には程遠く、直近5試合で3度もセーブ機会に失敗。現地8月14日のブルワーズ戦(〇3対1)では1回無失点で7セーブ目を挙げたものの、3四死球を与える不安定な投球だった。
今季の防御率が10.66と不振のディアズについて、日本ハムやダイエー(現・ソフトバンク)などでプレーし、最優秀救援投手(現・最多セーブ)と最多勝を獲得した武田一浩氏が、自身のYouTubeチャンネルで見解を述べた。
同氏はまず、「(ディアズは)まだ完全復活していない感じ」と見立て、「波がある。手術から復帰して、まだ日が浅いから。調子を上げてもらわないといけないけど、精神的に自信をなくすのが一番困るので、取り戻してもらいたい」とコメント。技術的には、「コントロールが悪い。球が高いし、スライダーが抜けている」と指摘する。
ドジャースのワールドシリーズ3連覇のためには右腕の復活は不可欠だが、「どこまで調子を上げてこられるかだと思うけど、今のところは不安。だから、このままの状態であまり良くなければ、佐々木朗希がポストシーズン後ろに行くのでは」と述べ、今季先発での起用が続いている佐々木の配置転換を示唆した。
佐々木は昨年ブルペン陣の不振によりシーズン終盤からポストシーズンにかけて抑えを任され、ワールドシリーズ2連覇に貢献。ディアズの窮状に、武田氏は日本人右腕の2年連続限定クローザーの可能性を予想した。
構成●THE DIGEST編集部
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