
HRTech主要6カテゴリーを対象に、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexityなど7つの生成AIの引用元をSEOAIが調査
blocksky株式会社(本社:東京都、以下「blocksky」)は、AI検索最適化プラットフォーム「SEOAI」による調査として、HRTech領域における生成AIの引用元を分析した「HRTech AI引用構造レポート2026」を公開しました。
本調査では、「ATS(採用管理)」「タレントマネジメント」「エンゲージメントサーベイ」「人事評価」「労務管理」「採用媒体」の6カテゴリーについて、各5問、合計30問を設定。
ChatGPT、Claude、Gemini、Google AI Overview、Perplexity、DeepSeek、Grokの7つの生成AIを対象に調査し、986件の引用、337ドメイン、527ページを分析しました。
その結果、生成AIが参照する情報源は一様ではなく、AIモデルごと、さらにHRTechのカテゴリーごとに大きく異なることが明らかになりました。
調査結果(1) 58.2%のドメインは「1つのAI」からしか引用されていない
調査対象となった337ドメインのうち、196ドメイン(58.2%)は、7つのうち1つのAIからしか引用されていませんでした。
一方、7つすべてのAIから引用されたのは、以下の4ドメインのみでした。
・BOXIL
・ITreview
・カオナビ
・HRBrain
この4ドメインだけで全引用の10.3%を占めています。
この結果から、特定の生成AIで引用されていることが、そのまま「AI検索全体で評価されている」ことを意味するわけではないことが分かります。
今後のAIO/LLMO対策では、単純な引用数だけでなく、「何種類のAIから引用されているか=Model Consensus」を見ることが重要になります。
調査結果(2) AIモデルごとに、参照するサイトは大きく異なる
同じ30の質問を7つのAIに対して行ったところ、モデルごとに引用数や参照ドメインが大きく異なりました。
例えば、
・Gemini:337引用/183ドメイン
・Perplexity:208引用/135ドメイン
・DeepSeek:181引用/116ドメイン
・ChatGPT:77引用/70ドメイン
となりました。
また、AIモデル間で引用されたドメインの重複度を示す平均Jaccard係数は0.20でした。
つまり、複数の生成AIは同じWebを見ているように見えても、実際の回答生成時にはかなり異なる情報源を参照している可能性があります。
そのため、「ChatGPTで自社が表示されているからAI検索対策ができている」といった単一モデルだけでの評価では、AI検索市場全体での可視性を正しく捉えられない可能性があります。
調査結果(3) HRTechでも、カテゴリーによって「AIに引用される方法」が違う
さらに特徴的だったのが、同じHRTech市場の中でも、カテゴリーによって引用元の構造が大きく異なることです。
BOXIL、ASPIC、ITreview、ITトレンドの主要比較・レビューメディア4媒体が占める引用シェアを比較すると、
・タレントマネジメント:21.2%
・労務管理:19.8%
・ATS:13.3%
・エンゲージメントサーベイ:7.8%
・人事評価:7.2%
・採用媒体:0.6%
となりました。
タレントマネジメントでは比較メディアが重要な情報源となる一方、採用媒体ではNeo Career、Tracom、Wantedlyなど、サービス提供企業や採用領域の専門企業自身が情報源になっていることが分かりました。
この結果は、AIO/LLMO対策を単純に「業界単位」で考えるのではなく、ユーザーが何を比較・検討しているのかというカテゴリー単位で設計する必要があることを示しています。
調査結果(4) AIに評価される情報源には「横断型」と「専門型」の2種類がある
今回の調査では、AIに継続的に参照される情報源には、大きく2つのタイプが確認されました。
Horizontal Authority
複数のカテゴリーを横断して参照される情報源です。
代表例:
・BOXIL:6カテゴリー/7AI/30問中18問
・ASPIC:5カテゴリー/6AI/14問
・ITreview:4カテゴリー/7AI/9問
・ITトレンド:4カテゴリー/6AI/10問
比較・レビューサイトに多く、AIにとって「HRTech製品を比較する際の標準的な情報源」となっている可能性があります。
Vertical Authority
特定のカテゴリーについて深く参照される情報源です。
代表例:
・カオナビ:タレントマネジメント/人事評価
・HRBrain:エンゲージメント/タレントマネジメント
・RPM(ゼクウ):ATS
・KING OF TIME:労務・勤怠管理
などが挙げられます。
企業のAIO/LLMO戦略では、単純にコンテンツ数を増やすのではなく、「広いテーマでAIから参照される存在になるのか」「特定領域の専門家として認識されるのか」を設計することが重要と考えられます。
HRTech全体で最も引用されたのはBOXIL
今回の調査において、HRTech6カテゴリー全体で最も多く引用されたドメインはboxil.jp(BOXIL)でした。
BOXILは、
39引用
7/7 AI
6/6カテゴリー
18/30質問
で引用されており、7AI、6カテゴリーすべてを横断して引用された唯一の情報源となりました。
単一の記事が多く引用されたというよりも、HRTech領域における比較・購買検討時の「標準的な参照先」として生成AIから認識されている状態に近いと考えられます。
AI検索時代のBtoBマーケティングは「自社サイトSEO」だけでは完結しない
今回の調査では、ユーザーの購買プロセスによっても、AIが参照する情報源に違いが見られました。
「おすすめの〇〇ツールは?」「製品を比較して」といった購買・比較に近い質問では、BOXIL、ASPIC、ITreview、ITトレンドなどの第三者メディアが参照されています。
一方、
「制度の作り方」
「導入をどう進めるべきか」
といった課題解決型の質問では、カオナビ、SmartHR、HRBrain、Neo Careerなど、専門企業が発信するノウハウや情報が参照されています。
つまりAI検索対策は、
第三者メディアからのAuthority
と
自社が持つ専門領域のAuthority
の双方を構築する必要があります。
従来の検索エンジン対策のように、自社サイトだけを最適化すれば完結するものでもなければ、比較サイトへの掲載だけで完結するものでもありません。
blockskyが提唱する「AI引用」を測定する4つの指標
今回の調査結果から、blockskyではAI検索における企業・メディアの評価を、単純な引用数だけではなく、以下の4指標で測定することが重要だと考えています。
Citation Count
AIから何回引用されたか
Model Consensus
何種類のAIから引用されたか
Category Coverage
いくつのカテゴリーで引用されたか
Query Coverage
対象となる質問のうち、何問で引用されたか
「AIに表示されるか」から「AIが何を根拠に選んでいるか」へ
生成AIが商品・サービスの比較、情報収集、意思決定に使われるようになる中、企業にとって重要になるのは、単純にAI回答に自社名が表示されるかどうかだけではありません。
「AIはどの情報源を見て、自社や競合を選択しているのか」
を把握することが重要になります。
今回のHRTech調査からも、AIモデル、カテゴリー、質問内容によって参照される情報源は大きく異なることが確認されました。
blockskyでは今後もSEOAIを通じて、AI検索における引用・推薦・情報源構造を分析し、AI検索時代における企業の情報発信やマーケティングの新たな指標について調査を進めてまいります。
調査概要
調査名称
HRTech AI引用構造調査2026
対象カテゴリー
ATS(採用管理)
タレントマネジメント
エンゲージメントサーベイ
人事評価
労務管理
採用媒体
質問数
各カテゴリー5問、合計30問
対象AI
ChatGPT
Claude
Gemini
Google AI Overview
Perplexity
DeepSeek
Grok
分析対象
986引用
337ドメイン
527ページ
※本調査結果は測定時点におけるスナップショットです。生成AIの参照先は、モデル更新や検索連携仕様等により変動します。
※本調査は各企業・サービスの品質、有用性、優劣を評価するものではありません。
「HRTech AI引用構造レポート2026」について
本レポートでは、HRTech主要6カテゴリーにおける生成AIの引用構造を、AIモデル別、カテゴリー別、情報源別に分析しています。
生成AIがどの情報源を参照しているのか、比較メディアと専門企業がどのような役割を果たしているのかなど、AI検索時代のBtoBマーケティングを考えるためのデータを掲載しています。
無償で配布しております。ご興味のある方は、info@blocksky.xyz までご連絡ください。
発行:blocksky株式会社 / SEOAI
2026年8月
SEOAIについて
SEOAIは、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexityなどの生成AI・AI検索における企業やWebサイトの可視性を分析し、改善につなげるSEO・AIO/LLMO分析プラットフォームです。
AI上でのブランドの言及状況、引用元、競合との比較、WebサイトのAI対応状況などを可視化し、「なぜAIに選ばれているのか」「なぜ自社が引用されていないのか」「何を改善すべきか」を分析することで、企業のAI検索時代への対応を支援します。
■ 会社概要
blocksky Inc.(blocksky株式会社)は、AIとブロックチェーン技術を活用し、AI検索時代における企業の発見・集客を再設計する次世代マーケティングテクノロジー企業です。
主力プロダクトである SEOAI は、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、DeepSeek、Grok、Google AI Overviewなど、AI検索時代における企業・ブランドの可視性を分析し、AI回答内で表示・引用・推薦されるための改善提案まで支援するAI検索対策プラットフォームです。
SEOAIでは、従来のSEOスコアに加えて、自社や競合がAI回答内でどのように表示されているかを可視化し、AIに選ばれるために必要な情報構造、コンテンツ、FAQ、専門性、実績、料金、比較情報、第三者評価などの改善ポイントを提示します。
そのほか、blockskyは以下のプロダクトを展開しています。
AI時代の検索・発見を最適化するAIO/GEO/LLMOツール「SEOAI」
https://seoai.space/
日本国内の約140万ドメイン、770万ページ以上をベクトル化(2026年8月15日時点)。分析基盤「SEAI コーパス」
https://seoai.space/demo
公式サイト:
https://blocksky.xyz/index
会社名:blocksky Inc.(blocksky株式会社)
所在地:東京都港区(海外拠点:ホーチミン)
事業内容:AIO、GEO、LLMO対策ツール開発・運営、AIアプリ開発、ブロックチェーンプロダクト開発、広告およびその他関連コンサルティング
■ 本件に関するお問い合わせ先
blocksky Inc. PR担当
Email:info@blocksky.xyz
配信元企業:blocksky株式会社
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