ここ数年、誌面と同様に力を入れているCLUB-Lightningのアイテム開発。実は販売に至るまでに、実はさまざまな思いや紆余曲折があるんです。販売ページには書かれていない裏話や個人的な感想、開発への思いを「言わせてもらいます!」。
「中綿じゃなく、風で膨らむ新フライトジャケット」
見た目はMA‒1なのに、中綿ではなく風でシルエットを作る。こういう発想、めっちゃワクワクしないか? MA‒1は皆さんご存知、寒冷地で活動するアメリカ空軍のパイロットのために開発されたフライトジャケットで、保温性を高める中綿と、外気の侵入を防ぐリブによって独特の丸みを帯びたシルエット。一方、中綿を省いたライトゾーン用のL‒2Bは、同じフライトジャケットでも軽快でシャープな印象を持つ。このMAーFANは、ファンを止めればL‒2Bのような軽快さ、スイッチを入れれば服の内部に風が巡り、生地がふわりと膨らんでMA‒1らしいボリューム感が現れる。つまり、風を機能として取り込むだけでなく、シルエットまでデザインしてしまったわけだ。しかもベースとなる作りはヴィンテージのL‒2Bを研究し、生地感やリブ、袖のパッカリングまで再現している。フライトジャケットの歴史と機能が詰まっているんだ。





ヴィンテージのL-2Bをベースに、生地や2段リブ、袖のパッカリング加工まで忠実に再現。空調服®のファンユニットを組み合わせることで、快適性と本格的なフライトジャケットの表情を両立した。88,000円
「夏のパンツに迷ったら、俺はこれを穿いておけばいいと思う」
フランス軍の名作M‒52は、太めのシルエットと無骨な雰囲気で人気の一本だが、オリジナルは厚手のコットンツイル製。格好良さは抜群でも、日本の蒸し暑い夏には少し荷が重い。そこで注目したいのが、このコットンリネン仕様。リネンは人類が最も古くから使ってきた天然繊維のひとつで、古代エジプトではミイラを包む布に、大航海時代には船の帆にも使われるほど丈夫な素材だった。さらに吸湿性と速乾性に優れ、汗をかいても肌離れがいいのが大きな特徴。一方でコットンは耐久性が高く、穿き込むほど身体になじみ、風合いも豊かになる。このふたつを掛け合わせることで、リネン特有のドライな穿き心地と、コットンならではの安心感を両立。しかも太番手の糸で織られているため、生地には武骨さもしっかり残されている。涼しいだけの夏パンツではなく、穿き込めばアタリや表情の変化まで楽しめる。雰囲気もあり、夏の着用でも無理がない、最高のアップデートなんじゃないかな。


フランス軍の名作M-52トラウザーズを、コットンリネン素材で夏向けにアレンジ。無骨なワイドシルエットはそのままに、ドライで肌離れのよい穿き心地に仕上げた。21,200円