NBA11年目を迎えるジェイレン・ブラウンは、今夏に10シーズンを過ごしたボストン・セルティックスを離れ、新天地フィラデルフィア・セブンティシクサーズに加入した。今回のトレードに関しては当初、少なからず「がっかり」したことを明かしている。
2016年のドラフト全体3位でセルティックスから指名されたブラウンは、昨季までリーグ屈指の名門で10シーズンを過ごし、2022年にNBAファイナルへ進出。2024年にはリーグ制覇を成し遂げ、ファイナルMVPを受賞した。
大黒柱のジェイソン・テイタムと並ぶセルティックスの看板選手で、テイタムをシーズンの大半で欠いた昨季は自己ベストでリーグ4位の平均28.7点とMVP級のパフォーマンスを見せてチームを牽引したが、今夏にシクサーズへのトレードが決定。
現地時間8月6日(日本時間7日)に開催された入団会見では、「自分の中ではまだ整理している最中なんだ。新しい街、新しい場所、新たな期待、それに新しいエナジー。そうした興奮がある一方、とても長い時間を過ごした場所を離れる側面もあるからね」と語っていた。
ブラウンはコメディアンのジミー・キンメルが司会を務める冠番組『Jimmy Kimmel Live!』に出演した際、冒頭で「なぜ君はこれほどまでに誤解されているんだい?」と切り出されると、「いきなりそれかい?(笑)。いや、自分ではそんな風には思っていないよ」と返した。
その上で、セルティックスからトレードされたことについては、「(トレードがどのように決まったか)経緯については、少しがっかりした。でもトレードの“答え”は、これから(結果がどうなるか)わかってくることだと思う」と前を向いた。
タイリース・マキシー、ジョエル・エンビード、VJ・エッジコムを擁するシクサーズは、今夏のトレードでブラウンを加えた。さらにFA(フリーエージェント)戦線では、レブロン・ジェームズ、ディーン・ウェイド、アンファニー・サイモンズ、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープも獲得し、強力な陣容を整えた。ブラウンは、すべてはこれからだと語る。
「正直、旅は今始まったばかりだ。ボールを転がせばすぐに成功するなんてことは、一夜にしては起こらない。多くの努力が必要だ。寝る間も惜しんでというほどではないけど、どうすればチームやチームメイトを助けられるか、どうすればこのチームを機能させられるかを考えない日はない」
すでに、一部の選手とは「個別に集まっている」とし、仲間たちとの共闘に期待を寄せる。
「全員ではまだ集まっていないけど、小グループでは会っている。タイリース・マキシーの財団のゴルフ大会にも行ったし、今こうしてLAにいる間も、ここに住んでいる他のメンバーたちと会っている。みんな、LAにすごく大きくて素敵な家を持っているからね(笑)。才能ある選手が揃っているし、素晴らしいチャンスがあるので、必ず成功させたい。(シクサーズでの新たな挑戦を)とても楽しみにしている」
ブラウンは、チームのラストピースとして、1983年以来のリーグタイトルをもたらすことができるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!

