最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
大量辞退でお台場が揺れたアイドルフェス「POP GALAXY」カオスな舞台裏と炎上余波で地下アイドルに脚光も

大量辞退でお台場が揺れたアイドルフェス「POP GALAXY」カオスな舞台裏と炎上余波で地下アイドルに脚光も

「POP GALAXY」公式HPより
2026年8月15日、16日の2日間にわたり東京・お台場R地区で開催された都市型アイドルフェス「POP GALAXY 2026」が、開幕直後から大量の出演辞退という異例の事態に陥り、業界内外で大きな波紋を広げている。

初開催にして「総勢259組」「7ステージ同時開催」「8000人規模」を掲げた大型フェスだったが、蓋を開ければステージ環境の安全性への懸念、事前説明との乖離、運営体制の不備が相次いで発覚。15日公演の終了後には16日公演への出演を辞退するグループが相次ぎ、最終的に19組以上がキャンセルを表明する事態となったのだ。

SNSでは「令和で一番ひどい」「粗末すぎるステージ」「誰もスタッフいない」といった現場の声があふれ、トーク出演したプロインタビュアー・吉田豪氏すら「出演者受付」をたらい回しにされる顛末を報告するなど、舞台裏のカオスぶりが浮き彫りになっている。

「令和で一番ひどい」ステージ環境と運営体制が招いた19組以上のキャンセル

出演辞退の引き金となったのは、ステージ環境の安全性と、事前案内とのあまりにも大きな乖離(かいり)だったという。「絶対少女」は公式Xで「ステージ環境を確認した結果、ステージ上にメンバー全員が立ってパフォーマンスを行うための十分なスペースがなく、安全面の確保が難しいことが判明いたしました。イベント運営各所と協議の上、メンバーの安全を最優先に考え、明日の出演を辞退させていただくこととなりました」と発表。

同様の理由で「alma」も「イベント運営の状況を確認し、弊社所属タレントおよびご来場のお客様の安全を最優先に考えた結果、出演を辞退させていただくこととなりました」と伝えている。

「Re:~りらいく~」に至っては「事前にご案内いただいていた内容と実際の開催環境に大幅な相違があり、十分な環境での実施が難しいと判断したためです」と、フォトセッションの出演辞退理由を明かした。

これらの声明が示す通り、現場では「激狭ステージ」「音圧合戦」「ガバガバなセキュリティー」といった問題が噴出していた。サブステージはベニヤ板と箱馬が剥き出しのDIY仕様で、5人程度しか立てない狭さ。隣接するステージとの距離も近く、音が混ざり合う事態に陥っていたという。

さらに、再入場ゲートにはスタッフが不在で、チケットを持たない一般の外国人観光客が会場内に堂々と侵入する一幕も報告されている。アイドルグループ「プランクスターズ」の公式Xは15日に「一般の外人が入場受付せずに普通に入ってきてる」などと現場の惨状を列挙し、皮肉を込めて「総じて神イベすぎる」と投稿していた。

「主催の『POP GALAXY株式会社』は6月に設立されたばかりの新興法人で、所在地は、新宿のライブハウスです。開催決定の告知は同月3日。7ステージの大型規模を打ち出しながら、本番まではわずか2か月だったことでしたから、準備不足と批判されても仕方ないですね。逆に259組も集められましたよ」と語るのは、野外フェスなど手掛けるイベント関係者だ。

【関連】【昭和アイドルのキャッチフレーズ史 ― デビュー曲と“あの時代”の真実】 第2回:天地真理「あなたの心の隣にいるソニーの白雪姫」――旋風の舞台裏と55周年の現在


@JAM EXPOプロデューサーは「プロモーションとして確かにスゴい」

イベントのチケットはVIPエリアが2万円。一般エリアが4000円。来場者は、イベントのグダグダぶりや推しの突然の出演キャンセルにさぞ激怒しているかと思いきや「縁日やカフェブース、特典会などを楽しめた」「最高」といった肯定的な声も。出演者・運営側の安全懸念と来場者の体験満足度が必ずしも一致しない状況も浮かび上がって“カオス”なフェスとなったようだ。

「業界内でアイドルフェスティバルというと、TOKYO IDOL FESTIVAL (通称:TIF)> @JAM EXPO(通称: @JAM)>IDOL SUMMER JUNGLE(通称:サマジャン)>というブランド順でしょうか。その次あたりにアイドル甲子園ですね。このあたりのフェスは、運営側の厄介なファンに対するセキュリティもしっかりしています。そこに新たに参入しようと乗り込んできたのでしょうが、ステージ設営を見る限りコンサートイベントのプロ仕事ではなかったですね(笑)」(前同のイベント関係者)。

「メインステージが仮設みたいな感じで、照明を含めまったくお金をかけていない。雨が降って演者が傘さしてパフォーマンスするなんて論外」と話すイベント関係者の弁を裏付けるように、会場を訪れた @JAM EXPOのプロデューサー橋元恵一氏は自身のXで「プロモーションとして確かにスゴいと思いました」と前置きしつつ「事故がないことが皆さんの楽しめる要因だと思うので、そこが担保されれば」と指摘していた。

地下アイドルや新人グループにとっては、こうした大型フェスへの出演が「登竜門」や「モチベーション」になる。図らずも、今回の騒動の状況をSNSに投稿するとアクセスがうなぎ上りになるという効果も。炎上が結果的に地下アイドルのグループ名認知につながった形だ。

今回の騒動を機に、フェス主催者に対する安全基準や説明責任のあり方が改めて問われることになるのは間違いないが、この“黒歴史”を来年以降に生かしていければ、アイドルフェスとして大きく化けるかもしれない。

【関連】ゴールデンボンバー乱入騒動、なぜ運営は沈黙? 打首・大澤会長の説明に反響

配信元: 週刊実話WEB

あなたにおすすめ