サイ・ヤング賞2度受賞の左腕ブレイク・スネル(ロサンゼルス・ドジャース)は現地8月11日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で約3カ月ぶりとなる先発登板を果たした。6回(84球)を投げて1失点、被安打3、10奪三振、1与四球の好投を披露。今季初白星こそつかなかったが、チームの勝利(5-4)に貢献した。
今季は左肩の疲労で出遅れたスネルは5月9日のアトランタ・ブレーブス戦で初マウンドに上がったものの3回77球で5失点(自責4)、被安打6、5奪三振、2与四球と苦戦。その後、左ひじの関節遊離体除去手術のため負傷者リスト(IL)入りし、メジャーのマウンドから遠ざかっていた。
そうした過程を経て見事な復帰登板を見せたスネルに称賛の声が相次ぐ中、一部のファンからは“陰謀論”めいた考えが浮上した。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は16日にあるファンのX投稿を紹介。内容は次の通りだ。
「彼ら(長期離脱しているドジャースの選手)はそこまでひどい怪我をしていたわけじゃない。ドジャースは単なる詐欺師集団だ。(タイラー・)グラスノーやスネルをILに入れて隠しておくと、8月中旬になると魔法のように健康な状態に戻るんだ。去年も同じだった。10月の戦いに向けて体力を温存するために怪我を装ったり、大げさに申告したりしているんだ」
この発言を『Dodgers Way』は「理屈が通らない」と一蹴した。スネルは元々怪我がちの選手であるだけでなく、「もしスネルが怪我をしていなくて休んでいただけだったら、なぜ1週間早く復帰させて7連敗を防ごうとしなかったんだ?」と状況をもとに否定。さらに同じ手術をしたエドウィン・ディアス(ドジャース)が復帰後大苦戦を強いられている事実と辻褄が合わないと主張した。
さらに、このような発言をするファンは「単にドジャースの選手層の厚さに嫉妬しているだけだ」とぴしゃり。ドジャースは豊富な資金力に加えてファームシステム、育成力が選手層を底支えしているため、怪我のリスクが高い選手を積極的に獲得でき、もし長期離脱してもチームの崩壊を免れる組織作りができていると説いた。
もちろんドジャースが敢えて選手を休ませているわけではない。それでもエース級の主力陣が複数人離脱しても地区首位を独走できるMLBチームはドジャース以外にあるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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