永野芽郁の主演で実写ドラマ化される、人気漫画「ヒマチの嬢王」。早くも「アヤネのイメージと違う」「永野芽郁にキャバ嬢役は合わないのでは」といった声が出ている。
確かに主人公のアヤネは、歌舞伎町の元No.1キャバ嬢。勝ち気で毒舌、相手の懐に入り込む卓越した話術と洞察力を持つキャラクターだけに、透明感のある女優として知られる永野との組み合わせに違和感を覚える原作ファンがいるのも無理はない。ところが作品をよく知る現役キャバ嬢や元キャバ嬢からは、意外にも冷静な声が聞かれる。
「『ヒマチの嬢王』って、ただのキャバ嬢ドラマじゃないんですよ。夜の世界を舞台にしているけど、裏社会やホスト、アイドル、パパ活など、今の時代の問題をかなり突いている作品。しかも重いだけじゃなく、時々バトル漫画みたいな展開もある。実写ドラマにはむしろ向いていると思います」
パパ活や色恋営業、整形といったテーマにも踏み込んで…
原作ではキャバクラ経営を軸に物語が進む一方、ホストクラブ編やアイドル編などへと舞台が広がり、パパ活や色恋営業、整形といった現代的なテーマにも踏み込んでいる。
原作を読んでいるという別のキャバ嬢も、永野の起用についてこう語る。
「アヤネのキャラと永野芽郁さんのイメージは正直、ちょっと違います。でもそこは、演技力でどこまでアヤネになりきれるのか楽しみ。最初から原作そっくりの人を持ってくるより、永野さんがどう化けるのかを見るのも面白いと思います」
そもそも「ヒマチの嬢王」は、単純な夜の街の成功物語ではない。鳥取県米子市の歓楽街を舞台に、元No.1キャバ嬢のアヤネが街そのものを変えていく経営・人間ドラマでもある。
SNSで巻き起こる「イメージが違う」という声を、永野は演技で覆せるのか。原作ファンにとっては、そこが実写版最大の見どころとなる。
(カワノアユミ)

