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宇野祥平が演じる“謎の男”について前田弘二監督「道具を持たないドラえもん」と明かす<Man>

宇野祥平が演じる“謎の男”について前田弘二監督「道具を持たないドラえもん」と明かす<Man>

宇野祥平、萩原護、前田弘二監督が舞台挨拶に登壇
宇野祥平、萩原護、前田弘二監督が舞台挨拶に登壇 / (C)THEATERROOM

宇野祥平が主演を務める映画「Man」の先行上映舞台あいさつが8月17日に都内で行われ、宇野、萩原護、前田弘二監督が登壇した。

■“謎の男”と犯罪青年の尽くし尽くされる共同生活を描くサスペンスコメディー

本作は、犯罪青年と正体不明の男の奇妙な共同生活を描くサスペンスコメディー。メガホンを取る前田監督は、映画「婚前特急」(2011年)やドラマ「街並み照らすヤツら」(2024年、日本テレビ系)などを手掛け、宇野とのタッグは本作で25回目となる。

車の窃盗団の一員で、犯罪に手を染める青年・小田(萩原)。ある夜、犯行現場で突然、見知らぬ男(宇野)にさらわれる。「これからは時間をドブに捨てず、真っ当に生きるんだ」と男は告げ、マンションの鍵を差し出す。

男は小田を“いい男”にしようと、執拗なほどの教訓と善意を押し付けてくる謎の男。男に尽くされ、振り回される小田の奇妙な生活が始まる。

■宇野祥平「出会いを思い出す脚本だった」前田弘二監督とのタッグ25作目

タイトルにちなみ、“マン”デイ(月曜日)に行われた舞台あいさつ。当初から「お披露目の場は満席に!」を目指していた前田監督は、満席となった会場を見渡し、「本当にうれしいです」と万感の表情を浮かべた。

続けて、本作が自身にとって初の単独脚本作品であることを明かし、謎の男が突然日常に入り込んでくるというアイデアについて「約5年前にプロデューサーから誘われ企画を立ち上げる際、ずっと宇野くんに短編映画や商業映画、ドラマに出てもらってはいたものの、長編映画の主演はやってもらったことがないな、と。刑事やヤクザ、ラーメン屋などいろんな役を演じてくれましたが、初めて“謎の男”というキャラクターに設定しました。すごくミステリアスな、尽くしてくるけれど理由が分からない、怖くておかしい世界観を目指しました」と語った。

加えて、謎の男の異色なキャラクター像を「道具を持たないドラえもん」と表現し、世代の異なる者同士が織りなすサスペンス要素を含んだバディものとして脚本を書き進めたと明かした。

謎の男に尽くされる青年・小田を演じた萩原は、脚本を読んだ際の印象について「謎が多くて緊張感がある一方で、しっかりした日常があるファニーさがすてきだった」と振り返った。

宇野も「非常に面白く、監督や萩原くんとの出会いも含めて、自分のこれまでの出会いを思い出す脚本だった。監督の初期の自主映画はどこかの映画祭に出すわけでもなく、ただひたすら情熱をもって撮っていましたが、『Man』はそのころの面白さと、これまで監督がさまざまな作品で得た経験がミックスされている感じ」とコメントした。
宇野祥平
宇野祥平 / (C)THEATERROOM


■萩原護の焼きたい“おせっかい”は「『Man』をTシャツにしたい」

劇中で独特な関係性を構築していった宇野と萩原。役柄についての事前打ち合わせやリハーサルは行わなかったものの、代わりに撮影現場に入る前にお茶を飲み、何気ない雑談を重ねたという“ほっこり”エピソードを披露する。

2人の共演を間近で見ていた前田監督は「2人、めちゃくちゃ良くないですか?(笑) カットをかけるのを忘れるほど、ずっと見ていたくなるお芝居だった」と演技力と信頼関係を絶賛。続けて「ラストは、脚本を書いていた時よりも、爽やかな感じで終わった」と監督がコメントすると、宇野は「萩原くんのおかげで爽やかな映画になった」と笑顔で振り返った。

さらに、謎の男が小田に尽くすという展開にちなんだ「それぞれが焼きたいおせっかい、尽くしたいことは?」というトークへ。宇野は萩原に、「年齢も離れているので難しいですが、これからも誘っていい…かな?喋らなくてもいい関係だと僕は勝手に思っています」と思いを明かした。

このコメントに、萩原も「宇野さんには撮影以降も尽くしていただいてます」とうれしそうに返答。そんな萩原は監督に「前田さんは今、SNSで『Man』の漫画を描いていらっしゃる。それがすごく良くて、僕がTシャツにしたいです」と宣言した。

宇野も昔、監督と互いに生活が苦しく、電気が止まりそうな時にお金を融通し合ったエピソードを披露。監督に対し、「なんか困ったことがあったら言ってください」と会場を笑わせた。監督は「これからの作品で2人のもっとさらに違う面を描くことで尽くせたらと思っています。続編『Man2』とかどうですかね(笑)」と笑みを交えながら提案。

トークの最後に、宇野は「これは出会いについての映画であり、見た方が自分の大切な出会いを思い出すきっかけになればうれしい」と、萩原も「心が豊かになる作品。物語の核心である謎の男の目的については秘密にしつつ、口コミを広げてほしい」と観客に語りかける。

前田監督は「価値観や世代が違っても関係は築けること、また目的がかなわなくても別の花が咲くこともあるという思いを込めた。謎の男の真の目的を知ってからもう一度見返すと景色が変わるため、何度も楽しんでほしい」とまとめ、イベントを締めくくった。

映画「Man」は、9月11日(金)から全国で公開。
萩原護
萩原護 / (C)THEATERROOM

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