接戦のセ・リーグ首位争いにピリオドを打つのは、この男かもしれない。DeNA・藤浪晋太郎のことだ。いったいなぜか。
DeNAの小杉陽太1軍チーフ投手戦術・育成コーチは「今週中のどこかで投げることに」としか言っていないが、関係者の話を総合すると、藤浪は8月20日の巨人戦に先発登板するようだ。
「当初は、8月14日から16日までに行われた、ヤクルト3連戦のどこかで先発させる予定だったそうです」(スポーツ紙記者)
藤浪の今季の1軍初登板は、7月11日の巨人戦だった。3回3失点で与四球は6。次の登板は7月22日の古巣・阪神戦で、5回途中1失点と数字上では「まあまあ」だったが、与四球4。元同僚の大山悠輔にデッドボールをお見舞いしていた。
その後、8月6日に巨人2軍戦に先発して、6回途中1失点。与四球5、奪三振5だった。四球と三振が同じ数値というところが、藤浪の怖さでもある。150キロ超えの剛球が制御不能の状態で、ホームベース周辺を暴れまくっているのだ。たまにスッポ抜けるので、右打者は顔面周辺に向かってくる恐怖と戦わなければならない。
首位・阪神を追撃する巨人にすれば、8月28日からの阪神3連戦を迎える前に、ひとりのケガ人も出したくないところ。8月20日のDeNA戦で藤浪が「いつもの存在感」を見せつけてきたら……。この試合が優勝争いを占う大事な一戦となりそうだ。
日米通算523四球・65四球・67暴投はまだまだ更新される
巨人の右打者は要注意となるが、右打者つながりでこんな情報が出てきた。
「坂本勇人は8月4日の広島戦で代打出場してから、出番がありません。チームは8月に入って14試合を消化しており(8月17日時点)、坂本は2打席に立っただけ。ノーヒットです」(前出・スポーツ紙記者)
試合前練習はしっかりやっているそうなので、ケガではないことはハッキリしている。試合展開により出番を与えてやれなかっただけかもしれないが、目下、巨人のスタメン三塁手は2年目の石塚裕惺が主体。坂本は休養十分なので、8月20日のDeNA戦でそろそろスタメンで……などという流れにならないだろうか。
ちなみにここまでの藤浪の通算与四死球を見ると、四球は日米通算523、死球は大山にぶつけて65となった。暴投は67(いずれも2軍戦、マイナーはカウントせず)だ。終盤戦のローテーションに入ってくれば、この数字はさらに更新されることだろう。8月20日の巨人戦はケガ人が出るなど、巨人打線を潰す大荒れとなるか。
(飯山満/スポーツライター)

