既に優勝マジックが点灯しているソフトバンクから離されること、25ゲーム。クライマックスシリーズ圏内とも16.5ゲーム差と、もはや絶望的な最下位に沈む楽天イーグルスにとって、希望の光は「あのベテラン投手」だけらしい。8月12日のオリックス戦での今季3勝目が、日本球界で通算100勝目となった前田健太である。
チーム関係者が言う。
「前田が入ったことで、とりわけ投手陣の雰囲気は格段に明るくなりましたね。2年総額4億円をつぎ込んだ効果をある程度、実感しているフロントは多いと思いますね」
2022年から続くBクラスは、5年連続が確実視されている。もはや勝利で客は呼べないと球団は判断したのか、なんと登板翌日に前田をグッズショップに「動員」させたのだった。チーム関係者が続ける。
「ちょうど『マエケン画伯グッズ』の第2弾を売り出したタイミングとあって、球場に隣接するグッズショップに、サプライズで降臨。ファンに『買ってください~』と呼び掛ける一幕がありました。球団はマエケン獲得前から、画伯グッズが一定数は売れるとそろばんを弾いていました。ファンのご機嫌をとりながら、露骨な回収モードに入っています」
ちなみに日米通算200勝まではまだ32勝あり、来年以降、1年間フル回転で2ケタ勝利を記録しても、3シーズンは費やしそうな目標だ。38歳の前田は「投手兼営業マン」として、大きな役割を担っている。

