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「タケこそ“大型補強”にならなければ」久保建英に現地メディアが異例の檄! ソシエダ開幕前に浮上した懸念

「タケこそ“大型補強”にならなければ」久保建英に現地メディアが異例の檄! ソシエダ開幕前に浮上した懸念

レアル・ソシエダの新シーズンは、現地時間8月21日に行なわれるラ・リーガ第2節ベティス戦で始まる。

 昨季は苦戦を強いられ、シーズン途中での監督交代も断行した一方で、コパ・デル・レイ(国王杯)優勝という大きな成果も残すことに成功したバスクのクラブは、これから始まる新たな戦いにおいて、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督の下、欧州カップ戦出場権獲得を目指すことになる。
  しかし、リーガ開幕を目前に控えた段階で、現地メディアからはチーム編成への懸念も示されている。ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『Noticias de Gipuzkoa』は、「ソシエダはまた、同じ石に躓く」と題して記事で、「現カップ王者として臨むべき自信とは裏腹に、チーム編成への疑念を抱えたままシーズンを迎える」と指摘した。

 昨季は序盤戦で苦しみ、セルヒオ・フランシスコ監督が16試合で勝点16に止まり12月に解任。その後、マタラッツォ監督の就任によって復調したソシエダだが、同メディアは「今夏も、昨年と似た問題を繰り返している」と主張。特に問題視しているのが「補強の遅れ」であり、ドゥーエ・チャレタ=ツァル、アリツ・エルストンド、ブライス・メンデスらがチームを去った一方で、新戦力の到来はなく、獲得を進めていたモロッコ代表DFナイエフ・アゲルドも破談に終わっている。

 また、今夏のプレシーズンマッチは全7試合で2勝1分け4敗(直近の3試合は全敗)という芳しくない結果に終わり、失点の多さ(計12点で直近の3試合では7失点)も目立ったことで、同メディアは「守備の安定性を高め、相手に許すチャンスを減らす必要がある」と警鐘を鳴らしている。

 さらに、北中米ワールドカップに出場した久保建英、ルカ・スチッチ、ゴンサロ・ゲデス、ミケル・オジャルサバルが段階的に合流したため、他の選手と同じ準備期間を確保できず。加えて、ゲデスは怪我からの回復途上にあり、ホン・ゴロチャテギもフィジカル面に不安を抱える。記事では、「カップ王者としてシーズンを迎えるソシエダだが、完成されたチームとして迎えるわけではない」と現状を表現。「金曜日(ベティス戦)、夏の問題が再び公式戦での問題へと変わってしまうのか、その答えが見え始める」と厳しい展望を示した。
  一方、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』も、プレシーズンのソシエダを「守備の脆さが改めて浮き彫りとなった」とネガティブに評し、そのような状態で迎えるリーガ開幕戦に向けては、「陣容も徐々に見えてきた」として、オジャルサバルがベンチスタートとなる可能性を想定し、前線ではプレシーズン最多3得点のオーリ・オスカールソンを中央に、アンデル・バレネチェアと久保が両翼を担う形を予想。久保については、「ゲデスが万全でない中、再び評価を取り戻すべき選手」として期待を寄せている。
  続いてマドリードのスポーツ紙『MARCA』が注目するのは、「攻撃陣の激しいポジション争い」。「通常ならオジャルサバルの先発は揺るがず、残る3枠をバレネチェア、オスカールソン、久保、スチッチ、そして復帰後のゲデスという実力者たちが争うことになる」と展望。オジャルサバルをトップ下に置くケースなど、布陣次第では競争がさらに激しくなり、「補強がなくても、『ラ・レアル』の攻撃陣にはレベルの高い選手による競争がある」との見解を示した。

 そんな中、前出の『MUNDO DEPORTIVO』紙が注目したのが、ソシエダで5シーズン目を迎えることになる久保だ。「順調に成長していれば、今頃はソシエダを代表する存在、あるいはビッグクラブへ移籍していても不思議ではなかった」と綴る同メディアは、直近2シーズンのパフォーマンスによって、「久保はアノエタでも絶対的な存在ではなくなった」と指摘する。

 それでも、開幕戦ではゲデスのコンディション不良によって久保の先発は濃厚であるとして、「クラブにとって必要だからというだけでなく、久保自身にとっても、今こそチャンスの時が訪れている」と、日本代表アタッカーが今、再起を図り、不動の地位を取り戻すための重要な時期にあることを強調した。

 W杯のオランダ戦で負った左膝の負傷の影響からチームへの合流が遅れた久保だが、プレシーズンマッチでは試合ごとに出場時間を伸ばし、スタメンに名を連ねたチェルシー戦ではホン・アランブルの得点に繋がるシュートを放つなど存在感を示している。徐々に調子を上げている背番号14に対して、同メディアは以下のように期待を示している。

「久保に欠けていると感じられているのは、得点力ではない。違いを生み出す力だ。ドリブルで仕掛け、ラインを突破し、局面で優位性を創り出す――。チェルシー戦で見せたように、本来の武器を取り戻せれば、そして負傷さえなければ、再び絶対的な存在になれる」

 また、「マタラッツォ監督が久保に求めているのは、最高のパフォーマンスを継続的に発揮できることの証明だ」とも綴り、「タケこそ、この夏の“大型補強”にならなければならない」「ベティス戦で巡ってくるであろう先発の機会を、一歩前へ踏み出すためのモチベーションと挑戦として受け止めなければならない」として檄を飛ばした。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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