9月19日より愛知・名古屋で開幕する第20回アジア競技大会のメディアサミットが8月19日に都内で行なわれ、大会7連覇を目指すソフトボール日本代表の上野由岐子が登壇。自身の去就、そして2028年ロサンゼルス五輪金メダルに向けた思いを口にした。
2002年の釜山大会から6大会連続で出場する上野は「正直きっと、このアジア大会が最後になるだろうなという思いがあります」と話し、前人未到のV7に向け今大会を集大成とした位置づけにする。
アジア大会には、20歳の時に初出場した上野も今年で44歳を迎える。もはや、大ベテランの領域といってもいい。「年を重ねると同時に経験もたくさんさせてもらってきました。若い時にしかできないピッチング、30代の時にはあったと思うんですけど、今は今しかできないピッチングがあると思います。またチームの力になれる喜びを感じながら、まだ投げる場所があるということに感謝しながらマウンドに立ち続けていきたい」と決意を込めた。
ソフトボール日本代表の最大目標は、28年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得。ゆえに上野は「アジア大会でアジアで負けるわけにはいかない」と強調。自身金2個(08年北京、21年東京)、銅1個(04年アテネ)の五輪メダルを持つからこそ、その言葉に重みは増す。「もちろん7連覇という大きなプレッシャーはあると思いますけど、このプレッシャーに負けてるようでは、やっぱり世界一にはなれない。そういう強さをしっかり見せていけるようにしていきたい」と言葉に力を込めた。
釜山のアジア大会で本格的に代表エースとして君臨した上野。そこから24年、白髪やシワは増えたもののスキルは年々上がっている手応えを感じているという。レジェンドの闘志はいまだ尽きない。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【画像】後輩たちと記念撮影に収まる44歳の上野由岐子

