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夏の終わりを街じゅうで芸術に 北欧最大の芸術祭が開幕【フィンランド】

夏の終わりを街じゅうで芸術に 北欧最大の芸術祭が開幕【フィンランド】


フィンランドの首都ヘルシンキで8月18日、北欧最大の総合芸術祭「ヘルシンキ・フェスティバル」が始まりました。会期は9月5日まで。クラシック音楽、演劇、ダンス、サーカス、現代美術から街なかの無料イベントまで、夏の終わりの約3週間を芸術でつなぎます。

初日の目玉は、ヘルシンキ音楽センターで上演されるルーファス・ウェインライトの「Dream Requiem」です。合唱、オーケストラ、ソプラノ、語りで構成される大作で、8月18、19日の2日間上演。チケットは39~95ユーロで、割引料金は31.2~85.5ユーロに設定されています。


■ 劇場だけでなく街全体が会場に

この祭りの特徴は、有料の大型公演だけで完結しないことです。8月20日の「Night of the Arts」では、中心街だけでなく郊外、店舗、公園などにも会場が広がり、数百の芸術イベントが無料で開かれます。1989年から続く催しで、住民自身が企画を登録できる仕組みもあり、観客と主催者の境界が薄いのが面白いところです。

今年は巨大な動物の人形が街を進むパレードも予定され、美術館の無料開放や開館時間延長なども行われます。「名作を鑑賞する日」ではなく、普段使っている道や広場が突然舞台になる一夜です。


■ 夏の終わりを都市の魅力に変える

北欧では8月後半から日が短くなり、夏の終わりが意識される時期です。ヘルシンキ・フェスティバルは、その季節の変わり目を寂しさではなく文化体験へ変えています。

旅行者にとっても、世界的な公演を目的に訪れる方法と、無料の街イベントを散歩しながら楽しむ方法の両方を選べます。高額な文化施設だけではなく、誰でも入れる公共空間を祭りの一部にすることで、芸術が観光客だけの特別体験ではなく、市民の日常にも溶け込んでいます。

街の規模そのものを使った文化イベントは、ホテルや劇場だけに人を集める観光とは違い、商店街や住宅地にも人の流れを生みます。夏が終わる少し前、街全体で芸術を共有する仕組みは、ヘルシンキらしい季節の過ごし方といえそうです。

配信元: wowKorea ウーマン

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