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公演チケットが市内交通券に 湖畔で18日間続く野外芸術祭【スイス】

公演チケットが市内交通券に 湖畔で18日間続く野外芸術祭【スイス】


スイス・チューリヒの湖畔で、8月13日から30日まで「Zürcher Theater Spektakel」が開かれている。40年以上続く国際的な舞台芸術祭で、会場はチューリヒ湖に面したLandiwiese。演劇やダンス、音楽、ストリートアートなどが集まるが、特徴的なのは、公演を見る人だけの場所にしていないことだ。


■ チケットがなくても湖畔の会場へ

期間中、Landiwieseには複数の舞台が設けられ、世界各地のアーティストが出演する。一方、フェスティバル会場そのものへの入場は無料。自由に見られる屋外パフォーマンスやインスタレーションのほか、レストランやバーもあり、公演チケットを持たない人でも立ち寄れる。

チューリヒ観光局によると、地元では湖畔の散歩や水泳、家族での日曜のお出かけ、仕事帰りの一杯を目的に会場へ来る人も多いという。芸術祭でありながら、普段使っている公園の延長として利用されているのが面白い。

劇場へ行くというより、湖を見ながら歩いていたらパフォーマンスに出会う。そうした偶然性が、舞台芸術に詳しくない人にも参加しやすい空気をつくっている。


■ 公演チケットがその日の交通券にも

旅行者に便利なのが公共交通との連携だ。チューリヒ交通連合ZVVによると、有料公演のチケットは公演当日、市内ゾーン110の2等車で会場までの往復乗車券としても利用できる。Sバーンで「Zürich Wollishofen」まで行き、そこから会場へは徒歩約10分。別に市内交通の切符を買わなくてよい仕組みだ。

さらにZürich Card利用者は対象公演のチケットを20%割引で購入できる。観光カード、公共交通、文化イベントを別々に扱うのではなく、ひとつの外出としてつなげている。

大規模イベントでは、会場周辺の渋滞や駐車場不足が課題になりやすい。最初から公共交通を公演チケットに組み込めば、来場者は移動方法に迷いにくく、主催側も車の集中を抑えやすい。

チューリヒ湖の夕景、食事、散歩、舞台を一か所で楽しめる18日間。文化イベントを特別な予定として囲い込むのではなく、日常の街の使い方に溶け込ませる工夫が、長く愛される理由のひとつなのかもしれない。

配信元: wowKorea ウーマン

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