F1レーシングブルズのリザーブドライバーを務める角田裕毅がオランダGP(現地8月23日決勝)に出走すると決まった。レッドブルのアイザック・ハジャーが負傷により出場できなくなったため、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が昇格、角田がローソンの代役として走る形だ。
角田、ローソンどちらにとってもチャンスになり得る重要な週末となりそうだが、一部のメディアからは悲観的な観測が出ている。英専門メディア『PlanetF1』のオリバー・ハーデン記者は「リアム・ローソンと角田裕毅はともに(予選)Q1で落ちる」と予想する。
主張の最大の根拠はオランダGPがスプリントレース開催週という点だ。通常のレースウィークであれば、予選までの3回のフリー走行セッションでマシンとコースの感覚を掴み、多くのデータを収集できるが、スプリントレースがあるとフリー走行は1回のみに。実際に乗るマシンでの走行経験が少ないドライバーに比較的不利な形式となっているのだ。
「練習時間が限られている中、慣れないマシンで2人が輝けたとしたら、それはまさに偉業と言える」「克服不可能なほど険しい」とハーデン記者。「ローソンはレッドブルのドライバーとして予選Q1を突破できないという不運な傾向を繰り返すだろうし、ツノダはレースシートに復帰するものの、存在感を示せないだろう」と見通した。
実際、角田はシミュレーター作業でこそレーシングブルズの『VCARB 03』をドライブしているものの、実車での走行経験は無し。ローソンに至っては『RB22』のシミュレーター作業すら行なっていなかったと見られる。
立ちはだかっている試練は並大抵のものではない。それでも角田にとってオランダGPが正念場となるのは間違いないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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