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「どれほど重大な分岐点なのか…」レーシングブルズでF1緊急復帰の角田裕毅に、現地メディアの見解は!?「可能性を高める上で好都合」

「どれほど重大な分岐点なのか…」レーシングブルズでF1緊急復帰の角田裕毅に、現地メディアの見解は!?「可能性を高める上で好都合」

約1か月間のサマーブレイクを終えて迎える今週末のF1。第12戦オランダGPを前に、レッドブルはアイザック・ハジャーの手首負傷により、代役としてレーシングブルズのリアム・ローソンを起用すると発表した。そして“姉妹チーム”は空いたシートを角田裕毅に託すと発表している。

 角田は2021年のF1デビュー以来、レギュラードライバーとしてレーシングブルズ(アルファタウリ、VCARB)、レッドブルで計114レースに出走するも、今季はシートを喪失。レッドブルのリザーブドライバー&テストドライバーを務めている日本人ドライバーは、今回の一報をギリシャのビーチで聞いたと明かした(オランダのF1専門サイト『RN365』より)。

「ギリシャで、マネジャーや友人たちと一緒にいました。ビーチでリラックスしながら美しい海を眺めていた時、突然マネジャーに電話がかかってきて。『イギリスに行ってくれ』と言われました。『ギリシャに来てまだ24時間しか経っていないのに、もうイギリスに行けって言うの? どうして?』と聞くと、『もしかしたら、今週のレースに出なければいけないかもしれない』と言われたんです」
  思っても見なかったタイミングでの復帰となったが、角田は「フィジカル面でも、精神面でも、十分に研ぎ澄まされた状態です」と万全の状態であると強調。「ほぼ毎日、それも長い時間トレーニングしてきましたから」「TPC(旧型車テスト)は4回やり、レース距離に相当する走行も5回くらいやっています」と、これまでの準備に自信を示した。

 さらに実車での走行に向けて、以下のように続けている。

「あとはマシンに慣れるだけです。かなり違う感覚になると思うし、手順やスタートの仕方など、色々なことに適応しなければなりません。(スプリントが行なわれるため)フリー走行が1回しかないというのは、少し難しいところですが、今のところ何の期待値も設定していません。ただ純粋にレースを楽しみたいです。それはずっと長い間、思っていたことです」 この緊急の玉突き人事には海外メディアも大いに注目している。

 英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』は「今回のニュースによって、ローソンと角田には、思いがけない『名誉挽回』のチャンスが与えられる流れとなった」と好意的に報道。「前者にとっては、自分に何ができるのかをレッドブルに改めて示す機会となる。一方、後者にとって、ザントフォールトでのレースは、自身の評価をある程度取り戻すための予想外のチャンスとなるだろう」と見通した。

 さらに角田について、「レッドブルによる容赦のないドライバー入れ替えの『最新の犠牲者』となった形だ」と日本人ドライバーの境遇に同情を示した『CRASH』。奇しくもオランダGPは、2023年にダニエル・リカルドの手首骨折によってローソンがF1デビューのチャンスを得た舞台だと振り返りつつ、角田の“リベンジ”に注目している。

 また、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、角田がレッドブルではなく、レーシングブルズから参戦する点に言及。ローソンの昇格と合わせて「実戦経験を確保すると同時に、リスクを最小限に抑えられる」とポジティブに評した。
  英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』では、ジャーナリストのエド・ストロー氏が「むしろ角田にとって、レーシングブルズに乗る方がメリットになるだろう」との見解を語った。

 さらに「中団勢のトップクラスに位置するマシン、しかもそこは彼(角田)がF1で最も良い仕事をしてきた環境でもある。F1復帰に向け、レッドブル以外にも目を向けなければならない状況にあると考えれば、中団で人々の目を引く走りを見せるチャンスを得る方が、(トップ集団の後方を走るより)復帰の可能性を高める上で好都合だろう」との見解を示している。

 そしてジャック・ベニヨン氏は、角田が来季から米インディカーにメイヤー・シャンク・レーシングの一員として参戦する可能性が囁かれていると触れ、「角田はフィットするだろう」とアメリカ行きをポジティブに捉える。

 一方で「角田のキャリアにおいて、今がどれほど重大な分岐点なのかを、人々は十分に理解していないのではないか。もしインディカーへの転向を決断すれば、ほぼ間違いなく、再びF1でレースをすることはないだろう」と指摘。オランダGPでの4セッションの重要性を強調した。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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