エフフォ―リアは初年度産駒が30頭デビューして現在、9頭が勝ち上がっている。そのうち7頭は新馬勝ち。勝ち馬率は30.0%だ。そんなわけで、ファーストシーズンサイアーのトップはもちろん、2歳リーディングサイアーでもトップだ。関係者によると、産駒は飛びが大きく、スピードの持続力に富んでいるという。
8月23日(日)には新潟2歳S(GⅢ、芝1600メートル)が7Rとして行われるが、そこに6月14日の阪神で新馬勝ちしたエフフォーリア産駒のインカルナータ(牡、栗東・西園翔厩舎)が登場。産駒初の重賞勝ちに挑む。
同馬は新馬戦をマイペースで逃げて、ラスト33秒2で上がってみせたように、レースセンスの良さが取り柄だ。2カ月ぶりの出走となるが、体がひと回り大きくなって成長著しい。初の左回り、距離短縮と不安材料はあるが、先々のためにも力強い走りを見せて賞金を加算したいところである。
なお、産駒はインカルナータ以外にもこの土・日で7頭が出走を予定している。土曜・新潟2R未勝利(ダ1800メートル)にセイルトゥグローリ(牡)、土曜・札幌2R未勝利(芝1800メートル)にランフォーザエイジ(牝)。日曜・中京1R未勝利牝馬限定(芝1400メートル)にプリンキピッサ(牝)、日曜・中京2R新馬(芝2000メートル)にエトワールハマー(牡)とマスリュウオー(牝)。日曜・札幌2R未勝利(芝1500メートル)にリーゼントエース(牡)、日曜・札幌5R新馬(芝2000メートル)にマテンロウバモス(牡)といったぐあいだ。
人気はルメール騎乗馬だけど…「勝負になる」と強気な関係者
これらのうちイチ推しは、新馬戦の前走で2着だったランフォーザエイジ。スタートで安目を売って、内めの7番手からの競馬になったのが痛かった。今回、スタートが決まれば、相手関係からして勝ち負けは必至。
同じく新馬戦2着だったプリンキピッサもスピードがあって、勝ち上がるのは早そう。前走よりも200メートル距離が伸びたことによって、馬をせき立てることなく逃げられるだろう。
一緒にデビューするエトワールハマーとマスリュウオーは、1週前にCWで長めをしまい強めに追って、併せた古馬1勝クラスに先着してみせた。この2頭では兄に重賞勝ちのいるエトワールハマーが人気になりそうだが、マスリュウオーも捨てがたい。
マテンロウバモスは函館のウッドで入念に乗り込まれ、仕上がりは万全。走りは力強く、洋芝は向きそうである。人気はルメール騎乗のヴァンドレスト(牡)に集まっているが、関係者は「勝負になる」と強気だ。
(兜志郎/競馬ライター)

