
「FIFAは激怒した」「暴れん坊に厳罰」W杯決勝で乱闘に絡んだパレデスらの出場停止&罰金が確定→英紙はあらためて辛辣批評「醜い騒動だった」
現地8月21日、FIFA(国際サッカー連盟)は北中米ワールドカップの決勝後に起こった乱闘騒ぎについて、関与した選手4名、およびチームスタッフ1名に対する処罰を発表した。
1か月前に行なわれたスペイン代表vsアルゼンチン代表のファイナル。スペインが16年ぶり2度目の優勝を飾った一戦は、なんとも後味の悪いものとなった。タイムアップの笛が鳴り響き、スペインの全選手がピッチに流れ込んでセレブーションをはじめたところ、まずはベンチから飛び出したスペインの主将ロドリに対し、アルゼンチンのナウエル・モリーナが胸部へパンチを放つ。怒ったロドリがモリーナに詰め寄ると、スペインのエリク・ガルシアがサポートする。
これに猛然と割って入ったのがアルゼンチンのレアンドロ・パレデスで、ガルシアを“のど輪”で突き飛ばすと、止めに入ったスペインのガビにも2~3発のパンチを浴びせる暴挙に出た。アルゼンチンのチアゴ・アルマダとガビが揉み合う場面も目撃されており、別の場所ではアルゼンチンのコーチで元代表CBのロベルト・アジャラ氏がスペインのダニ・オルモの頭を殴打する場面も。FIFAはこれらの行動を問題視し、規律委員会を立ち上げて調査を続けていた。
そして発表されたのが、5名に対する以下の処分だ。
パレデス(アルゼンチン)→10試合の出場停止、9万ドル(約1430万円)の罰金
モリーナ(アルゼンチン)→7試合の出場停止、9万ドル(約1430万円)の罰金
アルマダ(アルゼンチン)→1試合の出場停止、3万ドル(約476万円)の罰金
アジャラ氏(アルゼンチン)→3試合のベンチ入り停止、3万ドル(約476万円)の罰金
ガビ(スペイン)→1試合の出場停止、3万ドル(約476万円)の罰金
加えて、アルゼンチン・サッカー協会への罰金処分も発表された。ワールドカップ準決勝・イングランド戦に勝利したあと、複数のアルゼンチンの選手たちが「マルビナス諸島(英国ではフォークランド諸島)はアルゼンチンのものだ」と書かれた横断幕を手に勝利を祝福。かつて両国が戦争に及んだフォークランド紛争に絡めた政治的メッセージであり、FIFAはこれを重大な案件として受け止めたのだ。
アルゼンチン協会に32万1000ドル(約5100万円)の罰金を科し、今後のホームゲーム2試合の観客数を50パーセントに制限する処分を通達。ただ、罰金10万ドル(約1590万円)と観客数制限1試合に関しては執行猶予となり、横断幕を掲げた選手個々は懲罰の対象外となった。
英紙『The Sun』は「すべてはFIFAが激怒した結果であり、当然のペナルティだ」と断じ、「暴れん坊パレデスに10試合の出場停止処分が下るなど、醜い騒動に関与した4選手がFIFAから厳罰を言い渡された」と伝えた。そして、「アルゼンチン協会の関係者によると、選手3名の処分に対して異議申し立てを行なう方針のようだ」と報じている。
前代未聞のハプニングはようやく1か月の時を経て、すべての処分が公表された。選手たちの出場停止は代表ゲームにのみ適応される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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