
杏さん(2019年4月、時事通信フォト)
【画像】「え、妖艶すぎ」「顔立ちが原作に近い」こちらが杏さんが演じた実写・妖怪人間ベラです(3枚)
公開前や放送前は不安な声も多かったけど……?
人気マンガ、アニメの実写化作品では、往年のファンからの注目度が高かったり、原作にマンガやアニメならではのキャラクター設定があったりなど、演じるうえでハードルが高い役が多々あります。しかし、過去には難しいキャラを見事に再現し、絶賛されたキャストもいました。
『妖怪人間ベム』杏
1968年に放送されたTVアニメを実写化した『妖怪人間ベム』は、3人の妖怪人間「ベム(演:亀梨和也)」「ベラ」「ベロ(演:鈴木福)」が、人間になる方法を模索しながら悪と戦う物語です。2011年にTVドラマが放送され、2012年には映画も公開されています。
本作は原作が昭和から長く愛されてきたこともあり、実写化のハードルが高かったうえに、原作のキャラたちとは対照的な美しいキャストの外見だったため、放送前は物議も醸しました。しかし、いざ放送されるとていねいに作り込まれたストーリーや演出などで人気を博し、妖怪人間を演じたメインの3人は高い演技力でハマり役と評価されています。
特に、ベラ役を演じた杏さんは、青いアイシャドウに真っ赤な口紅という独特なメイクもマッチしており、原作のベラを彷彿とさせる喋り方や仕草を披露しました。視聴者からも「アニメのベラと雰囲気がそっくりでびっくり」「妖艶で美しくてオーラのある雰囲気がハマっていた」と絶賛されています。
『ゴールデンカムイ』山田杏奈
2024年公開の映画第1作目を皮切りに実写版シリーズが始まった『ゴールデンカムイ』(作:野田サトル)では、山田杏奈さんが演じるヒロイン「アシリパ」がハマり役と好評でした。本作は、明治末期の北海道を舞台に、道内に隠された多額の金塊を巡り争奪戦が繰り広げられる物語です。
原作のアシリパは作中の描写から10代前半と考えられており、映画公開時23歳の山田さんが演じるには、本来ハードルが高い役柄でした。公開前は不安視するファンもいましたが、公開されるとアシリパ特有の子供ながらも大人びた雰囲気や力強さが再現されており、一転して高い評価を得ています。
なお、実写版のアシリパは、制作陣が原作者の野田先生や出版社の集英社と相談してアシリパの年齢を上げているそうです。年齢差が縮まったことでより違和感がなくなり、今では「もし子役が演じていたら、幼いけど大人びているアシリパさんを再現できなかったかも」「山田さんは成人女性だけど、無垢で真っ白な少女のイメージが少しもわざとらしさがなく似合っている」「原作を最後までやる気概っぽいから、子役じゃ成長しちゃって無理だった」と、アシリパ役が山田さんで良かったといわれています。
『作りたい女と食べたい女』西野恵未
「つくたべ」こと『作りたい女と食べたい女』(作:ゆざきさかおみ)は、料理好きの女性「野本ユキ(演:比嘉愛未)」と食べるのが好きな「春日十々子」が、一緒に食卓を囲むうちに関係を深めていく物語です。TVドラマ版は2022年にシーズン1、2024年にシーズン2が放送されました。
原作の春日はがっしりとした体格の女性のため、ドラマ化にあたり「演じられる女優はいるのか」と原作ファンから心配されていました。しかし、春日役を演じた西野恵未さんは原作から出てきたかのようなビジュアルで、放送後には「春日さん役、よく見つけてきたな」「春日さんの再現度が完璧過ぎる」と、多くのファンが称賛しています。
キャスティングについては、なかなか体格が合う人物が見つからず難航していたところ、脚本家とプロデューサーがたまたま行ったライブステージで西野さんに出会い、ぴったりだと思ってオーディションに参加してもらったそうです。オーディションに合格した西野さんのその後の役作りもあって、原作ファンも納得の春日が誕生しました。
※「アシリパ」の「リ」は小文字
