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「だから私は殿堂入りできた」名将ダントーニが語る“7秒オフェンス”。愛弟子ハーデンには「信頼してくれて感謝してる」<DUNKSHOOT>

「だから私は殿堂入りできた」名将ダントーニが語る“7秒オフェンス”。愛弟子ハーデンには「信頼してくれて感謝してる」<DUNKSHOOT>

現地時間8月15日、2026年のバスケットボール殿堂入り式典がマサチューセッツ州スプリングフィールドにあるシンフォニー・ホールで行なわれた。

 今年は元選手のアマレ・スタッダマイヤー(元フェニックス・サンズほか)、複数のNBAチームでヘッドコーチ(HC)を務めたドック・リバース、ゴンザガ大学の指揮官マーク・フューらが選出。

 そして、功労者部門ではマイク・ダントーニが殿堂入りを果たした。シューティングガードとして現役で4シーズンをプレーし、デンバー・ナゲッツとサンズではエグゼクティブも務めたとはいえ、彼に関して最も称えるべき実績はHC時代だろう。

 レギュラーシーズン約16シーズンで通算672勝527敗(勝率56.0%)、プレーオフ通算54勝56敗(勝率49.1%)をマーク。アメリカ代表ではアシスタントコーチも務め、2つの金メダルを獲得した。

 NBAチャンピオンへ輝くことこそなかったが、ダントーニは現代のゲームへ多大な影響を与えたと言っていい。
  なかでも2000年代中盤にサンズでスティーブ・ナッシュを司令塔に据えた“7秒以内”のオフェンスは強烈だった。スタッダマイヤーをセンター、ショーン・マリオンをパワーフォワードへ配置したスモールボールを展開し、相手チームのディフェンス陣形が整うまでにショットまで持ち込むスタイルで一世を風靡。

 ビッグマンを主体としたポストアップ、アイソレーションが中心の展開から一転し、フロアのスペースを最大限に活用したオフェンスで革命を起こし、現代の3ポイント多用や“ペース&スペース”の戦い方を大きくアシストした。

 15日に『ESPN』へ公開されたインタビューで、ダントーニは「あれがあったからこそ、私は殿堂入りしている」と当時を回想していた。

「そのことを誇らしく思うし、当時のチームやあの頃築き上げた実績についても誇りに思っている。もちろん、今のチームのスタイルを生み出したのがあのチームだけだったと考えるほど、私は愚かではないよ。ほかにも多くの要因がある。選手たちは年々進化していて、3ポイントの精度も上がっているからね」 サンズで指導したナッシュは2005、06年と2年続けてシーズンMVPへ輝き、ダントーニは2004-05シーズンに球団史上最多タイ(当時)の62勝20敗(勝率75.6%)をマークし、最優秀コーチ賞に選ばれた。

 また、式典にはヒューストン・ロケッツでともにリーグの頂点を目指して共闘したジェームズ・ハーデン(現クリーブランド・キャバリアーズ)の姿も。ダントーニHCの下で全盛期を送ったスターガードについて「彼(ハーデン)は私が指導した中で最も高いスキルを持つ選手の1人であり、私を信頼してくれたことに感謝している。ありがとう、ジェームズ」と称えていた。
  ハーデン自身も、ダントーニ政権下でプレーした2017-18シーズンにMVPを獲得。互いの間には、固い師弟関係が結ばれているに違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!
配信元: THE DIGEST

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