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「高市はトランプのポチに成り下がったな」岩盤支持層が吐き捨てた「アメリカにNOと言わない」口先番長のなれの果て

「高市はトランプのポチに成り下がったな」岩盤支持層が吐き捨てた「アメリカにNOと言わない」口先番長のなれの果て

 国会議員や東京都知事などを務めた故・石原慎太郎氏は「アメリカに『NO』と言える日本」という挑発的なフレーズを世に広めた人物として知られる。
 自民党時代は保守政策集団「青嵐会」を主導するマッチョ系の政治家として鳴らし、その歯に衣着せぬ物言いに溜飲を下げた支持者は少なくなかった。
 だが米軍横田基地の返還など、何か歴史的な偉業を成し遂げたわけではなく、結果的には「口先番長」の域を出ない政治家人生だった感は否めない。

 自民党右派の急先鋒として知られる高市早苗総理もまた、同じ轍を踏むのだろうか。
 アメリカのトランプ政権がオランダのハーグにある国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長を制裁対象に加えた一件は、まさに「高市総理はトランプ大統領率いるアメリカ政府にどう対峙していくのか」が問われる重大な試金石だった。
 赤根所長は日本人として初めてICCの所長に抜擢された人物だが、今回の制裁は資産凍結やアメリカへの入国禁止など、広範囲に及ぶとされる。

 ところが、である。理不尽な制裁を科された赤根所長を擁護すべき立場にある高市総理は8月19日、官邸で記者団から日本政府としての対応を問われると、
「大変残念。米国を含む関係国と意思疎通を継続しながら対応していく」
 言葉少なにこう述べて、お茶を濁す始末。そしてアメリカに制裁撤回を求めるのかについては言及すらせず、口を噤んでしまったのである。

靖国参拝の見送りはアメリカの要請だった

 今年の終戦記念日に、靖国神社への参拝を見送った一件もしかり。2024年9月の自民党総裁選に出馬した際、高市候補は毅然たる面持ちで、
「靖国神社への参拝を首相として実現する」
 そう明言していたにもかかわらず、結局は自民党総裁として鈴木俊一幹事長を通じて玉串料(私費)を収めるとともに、靖国神社から約200メートル離れた日本武道館の駐車場から遥拝(二礼二拍手一礼)を行うにとどまった。
 実は参拝の見送りはアメリカ側の要請だったとされ、赤根所長の一件を含めて、トランプ政権への「及び腰」が見えてくるのだ。

 自民党の元選対本部幹部が、地方岩盤層の反応を明かす。
「内閣支持率が下落傾向にある中、高市総理の頼みの綱となっているのが、いわゆる『保守系の岩盤支持層』です。ところが靖国問題と赤根問題で露呈させてしまった一連の『らしくない対応』によって、最後の砦である岩盤支持層からも不満や落胆の声が猛然と噴出し始めています。少なからぬ地方の支持者からは『高市さんには失望した』『総理になって豹変した』などの声が上がり、中には『高市はトランプのポチに成り下がったな』と吐き捨てる支持者もいて、風当たりが日増しに強くなってきているのです」

 終戦記念日に絡めて言えば、これが「敗戦国日本」の現実なのかもしれない。高市総理には「口先番長」ではない、本物の保守政治家としての胆力が求められている。

(石森巌/ジャーナリスト)

配信元: アサ芸プラス

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