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清水戦では巻かず、神戸戦では左腕に。マリノス喜田拓也がもうひとりのキャプテン天野純から腕章を受け取った真の理由とは

清水戦では巻かず、神戸戦では左腕に。マリノス喜田拓也がもうひとりのキャプテン天野純から腕章を受け取った真の理由とは


[J1第3節]横浜FM 1-0 神戸/8月22日/日産スタジアム

 72分に横浜F・マリノスのクラブキャプテン喜田拓也がピッチに入ると、それまで巻いていた腕章を天野純が喜田に手渡す。当たり前の光景だが、ヴィッセル神戸戦では一瞬、違和感を感じた。

 今季、横浜FMではクラブ全体を繋ぎ、クラブが大切にする価値観や姿勢を体現する「クラブキャプテン」を喜田、ピッチを中心に選手たちをまとめ、チームを勝利へ導く「チームキャプテン」を天野が務める。そして、双方を支えながら選手、スタッフ、クラブを繋ぐ「副キャプテン」を宮市亮が担う。

 このように役割が分かれているのなら、ピッチ上では天野がそのままキャプテンマークを巻いていても不自然ではない。もちろん喜田がスタメンに名を連ねていたら、違っていたのかもしれない。ただ、背番号8が今季初出場となった清水戦(82分からプレー)は、最後まで天野の右腕にあったからこそ、なぜ神戸戦で喜田は受け取り、左腕に巻いたのか気になったのだ。
 
 試合後、天野に理由を訊くと「清水戦はキーボーが渡さなくていいと言ったのもあって。今日は渡しました」と明かしてくれたが、一方の喜田には明確な意図があったようだ。

「僕の中では考えがあって、ああいう行動になりました。今季は役職がありますけど、天野選手と宮市選手、他のチームメイトも含めて、いろんなことにチャレンジしています。変わっていかなくちゃいけないっていう想いが全員にあるなかで、清水戦は天野選手が付けて勝つことに意味があると思いました。

 僕らは同じ覚悟を持って、大きなものを背負ってやっているので、今日に関しては彼の想いをすごく感じて、付けてしっかり勝利に導きたいと思ったので、その流れになりました」

 プレーや行動で引っ張る天野のチームキャプテンとしての姿勢は、とても頼もしい。ふたりのキャプテンがこれからどんなふうに牽引していくのか、大いに楽しみだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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