
U-21JリーグのオープニングマッチでFC東京DF永野修都が“別格”の存在感! ロス五輪を目ざす大岩Jの中軸がJ1の舞台で活躍するために必要なこと
[U-21 Jリーグ EAST・第1節]U-21東京V 0−3 U-21FC東京/8月22日/味の素フィールド西が丘
俺の戦う場所はもっと上のステージだ――。そう言わんばかり、圧倒的な存在感を示した選手がいる。ロス五輪を目ざす大岩ジャパンで守備の中軸を担うDF永野修都だ。
「年間を通して90分フル出場できる機会」、「試合→休息→トレーニング→試合のサイクル」、「観られている状況での真剣勝負」といった適正なプレー環境を確保し、日本サッカー全体の可能性を最大化するために、今季から新設されたU-21 Jリーグ。11チームが東西に分かれ、1年を通じて競い合って年間王者を決めるレギュレーションだ。
記念すべきオープニングマッチが8月22日に行なわれ、U-21 FC東京はU-21東京Vと対戦。永野は4−4−2の布陣で中盤の底に入り、強度の高いプレーで攻守を牽引。10分には左サイドからのクロスがファーに流れたところからチャンスを掴み、右SB田中遥大の折り返しに合わせて先制点を奪った。
前半の45分間の出場に留まったが、ボールを奪う力は圧倒的で、展開力も抜群。もっと上のカテゴリーでプレーできる選手であることを証明し、早期のJ1デビューも予感させるパフォーマンスとなった。
20歳の永野はプロ1年目となった2025年シーズンに鳥取へ期限付き移籍。26年シーズンは藤枝で武者修行し、槙野智章監督が率いるチームにおいて、3バックの一角で重要な役割を担い、FC東京に戻る権利を得た。
迎えた今季は開幕から2試合連続でベンチに入るも、出場機会はなし。直近、第3節の千葉戦はメンバーに入れず、U-21リーグで出場機会を得る形となった。そうした悔しい形で巡ってきた“今季初出場”だったが、モチベーションを落とさずに格の違いを見せつけたのは明るい材料だろう。本人もこの試合にかける想いを口にした。
「ここで結果を残すことはもちろんだけど、やっぱり一番はJ1の舞台で戦いたい。それでもまずは与えられた場所でしっかり結果を残すことが大事なので、今日は実際に結果につながったので良かった」
ただ、満足している暇はないし、本人も置かれている立場を重々理解している。
「足りないところを自分自身で見つめて、さらに良くしていけるようにやっていきたい」
そう話した通り、J1のピッチに立つために何が必要かは言われなくても分かっている。
「J1の選手たちは攻撃の作りの部分でよりチャンスに繋がる選択ができるし、ミスをしないのはもちろん、クオリティも高い。そこはFC東京に戻ってきて、レベルが高いと感じているので、もっと自分を出していきたいと思っている」
9月半ばからはロス五輪を目ざす大岩ジャパンの一員として、アジア競技大会に参戦することが決まっている。代表生き残りを狙ううえでも、J1のピッチに立つことは必要不可欠。U-21リーグという新たに創設された場で試合勘を維持しながら、来るべき時に備える20歳の守備者は、さらなる飛躍を目ざして地道に積み重ねていく。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【動画】鮮烈右足ボレー弾! 永野修都のU-21Jリーグファーストゴール!
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