日本プロ野球選手会は8月24日、11月17日にバンテリンドームナゴヤで12球団合同トライアウトを開催すると発表した。
選手会主催のトライアウトは、昨年に続いて2回目。一昨年まではNPB(日本プロ野球組織)主催で行われており、各球団の1、2軍の専用球場を使い、持ち回りで運営を担当していた。
NPB関係者が言う。
「ただ、費用や人員面での負担が大きく、NPBとしても日本シリーズやオールスターゲームのように収益を見込める行事でもないため、撤退を表明しました。代わりに選手会主催として、引き継がれることになったのです」
わざわざ現場で見なくてもチェックできる体制に
主な内容はこれまでと同様、投手対野手のシート打撃になるが、これも従来の午前開催ではなく、午後4時スタートに繰り下げられる。なぜかといえば、
「主催者側は『平日開催で観客数を増やすため』と説明していますが、本心は動員を増やして冠広告協賛を維持したい。それと、トライアウトの中継を多角的にやっていきたい思惑があるのでは、といわれています」(球界OB)
もともとは戦力外通告を受けた選手が次の移籍先を探すための、ショーケースとして始まったものだが、
「近年は1、2軍ともにレギュラーシーズンのネット中継が充実しており、わざわざ現場で見なくてもある程度、動きやデータをチェックできる体制になりました。NPB側が打ち切りを検討していたのは、そこが要因だったといわれます。今のトライアウトはどちらかといえば、独立球団や社会人チームへの勧誘の場と化しています」
時代の流れとともに、求められる要素も様変わりしている。

