シカゴ・カブスは現地時間8月23日(日本時間24日)、敵地でシアトル・マリナーズを19-2で圧倒した。打線が爆発して連敗を3で止めた一方、この試合で先発した今永昇太にとっては、課題の残る登板となった。
今永は制球に苦しみ、72球を投げて被安打5の4奪三振2四球1死球2失点を記録。キャリア最短となる2回0/3で降板した。2回までに先頭打者ホームランを含む2失点を喫していた日本人左腕は、3回も調子が上がらず。先頭からカル・ローリー、ジョシュ・ネイラーに連打を許し、クレイグ・カウンセル監督が交代を決断。早い回でマウンドを降りることになった。
地元紙『Chicago Tribune』は、 今永の登板を「複数の点で懸念材料となった」と指摘。マリナーズの打者14人と対戦したなかで「初球でストライクを奪えたのはわずか3人、球速も全体的に低下し、ストレートは平均で1.1マイル低かった」と伝えた。
それでもカウンセル監督は、今回の乱調を長期的な問題とは捉えていないようだ。同メディアによれば指揮官は今永に関して「彼は調子が悪かった」と率直に認めながらも、「2イニングを2失点に抑えたのはかなり良かった」と評価。次回登板での巻き返しに期待を寄せた。
「今日は苦戦していて、普段よりも制球が悪かったのが明らかだった。球速も序盤より少し落ちていたので、気持ちを切り替えて次回は彼が打ち取らなければならない」
打線はイアン・ハップが3回に満塁ホームランを放つなど、カブスは大量19得点。8回にはペドロ・ラミレスにも満塁ホームランが飛び出し、1910年以降で球団史上3度目となる1試合2本のグランドスラムと火を噴いた。
チームとしては快勝だったが、ポストシーズン進出を争うカブスにとって、今永の安定感は今後ますます重要になる。『Chicago Tribune』も、カウンセル監督が今回の不調を「単発的なもの」と見ていると報道。「カブスはシーズン終盤に向けて今永のより安定した投球を必要とするだろう」と、エース左腕への信頼を綴っている。
次回登板で本来の姿を取り戻せるか。今永にとって重要なマウンドとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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