現地時間8月22日(日本時間23日)、ボストン・セルティックスのペイトン・プリチャードが、地元メディア『CLNS』との単独インタビューに応じた。
キャリア6年目の昨季、プリチャードは79試合の出場でキャリアハイの平均17.0点、3.9リバウンド、5.2アシストをマーク。イースタン・カンファレンス2位の56勝26敗(勝率68.3%)を残したチームで主軸の一角を担った。
しかし、セルティックスはプレーオフ1回戦でフィラデルフィア・セブンティシクサーズ相手に3勝1敗から3連敗を喫しシーズン終了。この結果を受け、今夏にジェイソン・テイタムとともに長年チームを牽引してきたジェイレン・ブラウンを放出し、シクサーズからポール・ジョージ、複数のドラフト指名権を獲得した。
昨季まで10シーズン在籍したブラウンについてプリチャードは「本当に多くのことを学んだ。だから彼との関係にはとても感謝している。彼が素晴らしいバスケットボール選手なのは事実だし、時には親身になって僕のことを指導してくれた。そのことには本当に感謝しているよ」と語った。
ブラウンは2024年の優勝へ大きく貢献し、ファイナルMVPにも輝いた実力者だった一方で、毎年のようにトレードの噂が報じられてきた。
ブラウンのトレードについて聞かれたプリチャードは、冷静にこう語っていた。
「これもビジネスのうちだからね。正直、もう何が起きてもそれほど驚かないよ。大きな動きを目にすることには慣れているし、変化は常に起こるものだから。長い間一緒にプレーしてきた『兄弟』でありチームメイトが去っていくのを見るのはいつだって辛いけど、それでも前に進み、今度は彼と戦うための準備をするだけさ」
全盛時にある29歳のブラウンを手放し、36歳のジョージを補強したセルティックス。両者だけを比較すればマイナスかもしれないが、今夏の動きは決して悪いものではない。
昨季ブレイクしたビッグマンのネミーアス・ケイタ、ローテーション入りしたジョーダン・ウォルシュとは新契約を結び、FA(フリーエージェント)戦線ではセンターのミッチェル・ロビンソン、ベテラン司令塔のマイク・コンリーと契約した。
ロビンソン加入でリバウンドはさらに強化され、セルティックスの強みである3ポイントを得意とするジョージとコンリーも加わった。昨季のジョージは3ポイント成功率39.2%(平均2.7本成功)、コンリーは19シーズンのキャリアで成功率38.7%(平均1.6本成功)と実績がある。
何より今季は、テイタムがトレーニングキャンプからフル稼働できる見込み。そう考えれば、セルティックスが大幅な戦力ダウンに陥ることはなさそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
ブラウンの放出にセルティックスOBから批判の嵐。“97歳”レジェンドも「チームをかなり後退させる恐れがある」<DUNKSHOOT>
「NBA史上、最も愚かなトレードのひとつ」ブラウン放出のセルティックスを球団OBが猛批判「感情に流された決断だ」<DUNKSHOOT>
「僕らは人間。あらゆる感情を抱く」相棒ブラウンを失ったテイタムが複雑な胸中を吐露「本当につらいよ」<DUNKSHOOT>

