延べ床面積とは?建築面積との違い・含まれない場所も解説

生活に必要な家の広さの目安

家を建てる際に気になるのは間取りやデザインのほかに広さではないでしょうか。さまざまな広さの住宅がありますが、快適に過ごすためにはどのくらいの広さの住宅が適しているのか気になるところです。ここでは、人数と都道府県別延べ面積の目安を解説します。

 

世帯人数別延べ床面積の基本水準

国土交通省は、世帯人数に応じた多様なライフスタイルに対応するために必要な住宅面積を公表しています。

(一部引用:国土交通省 住生活基本計画(全国計画)/https://www.mlit.go.jp/common/001392030.pdf)

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都道府県別の平均延べ床面積

国土交通省は一住宅当たり延べ床面積の都道府県比較を公表しています。一番広い一住宅当たりの延べ床面積は富山県で145.17㎡、ついで福井県で138.43㎡と中部地方が上位を占めています。一方、一住宅当たりの延べ床面積が一番狭い都道府県は東京都の65.90㎡、ついで沖縄県の75.77㎡です。一住宅当たりの延べ床面積は地域によって大きく異なることがわかります。
(一部引用:国土交通省 一住宅当たり延べ床面積の都道府県比較/
https://www.mlit.go.jp/common/001036707.xlsx)

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まとめ:暮らしやすい延べ床面積の住宅を選ぼう

一軒家やマンションなど、建物の中でも居住スペースの面積を指すのが延べ床面積です。家を建てる際には延べ床面積のほか、建築面積など似たような言葉があり混同しがちですが意味が違うため、それぞれの言葉が意味する面積を把握することで正確な広さを確認できます。

家を建てる土地の広さや用途地域によっては、延べ床面積の制限があります。住宅内には延べ床面積に含まれない場所もいくつかあり、うまく利用すれば延べ床面積の制限内でも開放的で豊かな暮らしが叶うでしょう。

生活スタイルや家族構成を考慮して、ぜひ住みやすい住宅設計を目指してください。