年齢とともに避けては通れないのが「老化」。50代に突入してから、フェイスラインのたるみ、ボディラインのぶよつき、体力の低下、記憶力の低下など、数え上げたらきりがない「老化」が顕著に現れてきました。

年齢にはどうやってもあらがえないため、この先もずっとエイジングと向き合っていくためには、無理をしないことが大切だと思っています。楽しくエイジングと向き合うために、私が実践している超簡単な3つの方法を紹介します。

表情筋を鍛えてシワ・たるみを改善



肌のシミ、皮膚のたるみやくっきりとした顔のシワは、年々深刻な悩みに。買い物途中のふとしたときにガラスに映った自分の顔や、無意識のときに撮影された写真を見て「えっ、これって私なの?」とがく然とすることが多々あります。試しに、エイジング用の化粧品や美容グッズを使ってみても、多少の効果は期待できてもしょせんは年齢には勝てないのが現実。

そこで実践したのが、顔のたるみ対策のために表情筋を鍛えること。元手ゼロ円で試せるので、YouTubeを利用して見よう見まねで始めてみました。目元のたるみ、フェイスライン、口元のたるみを解消するために、鏡の前で口を大きく開けたりすぼめたり、人には見せられない顔で実践中。自己満足かもしれませんが、即効効果が感じられるエクササイズもあり、意外と楽しくやっています。 

筋トレは日々の積み重ねが大切なため、3カ月後のキレイを目指して三日坊主にならないように、隙間時間やバスタイムを利用して表情筋トレーニングを実践しています。

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老後のために過去の栄光にしがみつかない



50歳を過ぎて人生の歩みが長い分、成功も失敗も多く経験してきました。その中で、心の中を大きく占めているのは、過去の成功。過去の積み重ねてきた栄光は、自分を認めてくれる証であり自信や勇気をくれるもの。そのため、どうしても過去の考えに固執してしまい、できない現状と比較しがちでした。 

同年代の友人とも、「あのころはよかったよね」と戻れない過去にしがみついたり、仕事が思うように進まないときは、「どうして今の若者は……」と勝手に昔の自分と比べたり。うまくいかないことを周囲や時代のせいにしながら、どんどん時代遅れの嫌なおばさんになり下がっていた私。顔の表情も、眉間にシワが寄ったきつい感じになっていました。 

そんなときに、「未来の延長線上に過去の栄光はないため、どんなにしがみついても無駄」と、親友に言われたひと言ではっとしました。これからのエイジング人生と向き合っていくためには、過去の栄光ではなくて未来の自分像のほうが大切だということ。そう考えることで、ガタっと崩れたのが「自分のこうあるべき」という思い込み。過去の栄光を引きずらない自由な視点を持てるようになり、周囲への見方もやさしくなれた気がしています。