「転職に向けて有利になる国家資格がほしい」「キャリアアップのために国家試験にチャレンジしたい」など、さまざまな理由によりアラサーで国家資格の取得を目指す方は多いです。

資格の勉強は若い世代のほうが記憶力などの点から有利であるといわれることもありますが、アラサーからでも十分国家資格にチャレンジできます。

そこで、今回はアラサーで国家資格にチャレンジしたい方に向けて、難易度が低めの資格をご紹介します。

国家資格の取得において年齢はネックにならない

国家資格の取得は、年齢がネックになることはありません。アラサーであっても、卒業以来勉強をしてこなかった大人であっても、資格取得のための学習を適切に進めることができれば、何歳でも取得は可能です。

実際、30代を過ぎてからふと自分の将来や、定年後の生活に不安を感じ「自分の未来のために手に職をつけておきたい」と考える方は多いです。

20代では想像したことのない自分の未来が、いろいろな経験を経てふと考えるきっかけが出てきたり、リスクに気が付いたりしたことで、大人世代に入ってから国家資格の取得を目指し始める事例も珍しくありません。

「若いうちのほうが記憶力がよいのでは」「20代と比べて理解力が落ちた気がする」など、さまざまな不安を感じる方もいると思いますが、適切な勉強法を実践できれば国家資格の取得は十分実現可能です。

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アラサーが国家資格を取得するためのポイント

アラサーといえば、働き盛りの世代であり、後輩や部下なども増えてくる世代です。しかし、一方で仕事に慣れてきて、余裕も生まれてくる年代ともいえるでしょう。

そんなアラサーが国家資格を取得するためには、どのようなポイントをおさえて勉強を行えばいいのでしょうか。

過去問を中心に触れる

国家資格を取得するために勉強するのであれば、過去問は徹底的に解いておきましょう。いずれの国家資格も出題形式や出題傾向に大きな変化はないことがほとんど。過去問を解いていくことで、出題される問題の雰囲気や全体像などもわかってきます。

過去問をきっかけに、自分なりの対策を生み出すチャンスにもつながることもあるでしょう。過去数年分の過去問は最低限解いておくと安心です。

勉強は「質」より「回数」を意識する

アラサーが国家資格の勉強をする際には、質よりも「回数」をとくに意識してください。30代を過ぎてくると、徐々に記憶力に不安な点が生じやすくなるものです。

しかし、同じ個所を何度も反復して学習したり、しっかりと学習したい部分を事前に何度か目を通しておいたりするだけで自分の記憶に定着させやすくなります。

つまり、しっかりとまとまった時間を確保して集中して取り組むよりも、短いスキマ時間をたくさん活用して何度も勉強するほうが覚えやすくなるのです。

試験の難易度が低い国家資格にチャレンジする

アラサーで国家資格の勉強に不安を感じている方は、難易度が低いものを選んでチャレンジしましょう。

「国家資格」と聞くと、どの資格も難易度が高いようなイメージがあるでしょう。しかし、必ずしも全ての国家資格が難関資格であるわけではありません。

勉強時間が数十時間程度で取得できる国家資格があるうえに、そもそも試験を必要とせず特定の講習を受けるだけで取得できる国家資格もあります。

そのため、「ほしい国家資格があるから取得する」というわけではなく、「何でもいいから国家資格がほしい」といった方は、難易度に注目して取得する資格を選ぶのも良いでしょう。