寝たきりの高齢者の洗髪について、このようなお悩みはありませんか?
「寝たきりの場合はどのように洗髪すればいい?」
「寝たきりの洗髪にはどんなものを用意すればいい?」
「自分で洗髪できない場合は?」
寝たきりの高齢者であっても定期的な洗髪は必要ですが、お風呂場に行けない場合は洗髪をベッドで行う必要があります。
とはいえ、どのようにベッドで洗髪をすればいいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、寝たきりの高齢者の洗髪をする方法や注意点などについて詳しく解説します。
寝たきりの高齢者の洗髪をする方法
寝たきりの高齢者の洗髪をする方法として代表的なのが、紙オムツを使う方法とバケツを使う方法の2つです。
それぞれの方法について、詳しく解説します。
1.紙オムツを使った洗髪方法
紙オムツを使った洗髪方法では、まず以下のアイテムを用意します。
紙オムツ
ペットボトル(2本〜3本)
ペットボトル用シャワー
ビニールシート
バスタオル
フェイスタオル
耳栓
シャンプー・コンディショナー
ヘアブラシ
ドライヤー
鏡
大きめの袋
具体的な手順は以下の通りです。
STEP①:頭の後ろにビニールシートとバスタオルを設置する
STEP②:頭の後ろに紙オムツを敷く
STEP③:首の下に丸めた紙オムツを敷く
STEP④:耳栓をする
STEP⑤:洗髪する
洗髪で使用する水を紙オムツで吸収する方法となるため、水が溢れることが心配な場合は紙オムツの面積を広くすることがおすすめです。
2.バケツを使った洗髪方法
バケツを使った洗髪方法では、まず以下のアイテムを用意します。
排水用バケツ
ペットボトル(2本〜3本)
ペットボトル用シャワー
ビニールシート
バスタオル
フェイスタオル
耳栓
シャンプー・コンディショナー
ヘアブラシ
ドライヤー
鏡
ゴミ袋
輪ゴム
具体的な方法は以下の通りです。
STEP①:バスタオルを棒状に丸める
STEP②:バスタオルにゴミ袋を被せて排水部分を作る
STEP③:排水部分に合わせてバケツを設置する
STEP④:耳栓をする
STEP⑤:洗髪する
洗髪で使用する水をゴミ袋の部分から排水バケツに流す方法となるため、しっかりとバケツに流れるように設置することが大切です。
また、首への負担を軽減するためにバスタオルを棒状にするときは厚めに作る必要があり、厚さが足りない場合はフェイスタオルなどで調整するといいでしょう。
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寝たきりの高齢者の洗髪をするときの注意点
寝たきりの高齢者の洗髪をするときの注意点は以下の通りです。
高齢者の承諾を得る
洗髪後はしっかりとドライヤーをする
室温は高めに設定する
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。
1.高齢者の承諾を得る
洗髪を行うときは高齢者の承諾を得ることが大切です。
なかでも紙オムツを使用した洗髪を行うとき、紙オムツを頭の後ろに敷くことを嫌がる方もいますので、しっかりと洗髪方法を説明したうえで行うようにしましょう。
2.洗髪後はしっかりとドライヤーをする
洗髪後はしっかりとドライヤーで頭皮まで乾かすようにしましょう。
洗髪後にしっかりと髪を乾かさないと、寒い時期は風邪を引く原因にもなってしまいます。
また、頭皮が半乾きのままだと頭皮の常在菌が繁殖してしまい、ニオイや頭皮の荒れ、かゆみなどに繋がってしまいます。
ドライヤーの熱には気をつけて、頭皮までしっかりと乾くように丁寧にドライヤーをしましょう。
3.室温は高めに設定する
ペットボトルのシャワーを利用する場合、お風呂のシャワーのように水温が保てないため、風邪を引かないためにも室温は高めに設定しましょう。
夏場の場合はそれほど気にする必要はありませんが、冬場は室温に細心の注意を払いましょう。