ライフプランの変更時は家計の見直しを

家計簿はつけているけど見直したこともないし、面倒なだけかも…と感じている方もいらっしゃるかもしれません。家計簿をつける目的は、支出の優先順位を立てて、自分と家族が価値を感じることにお金を使い、今もこれからも家計を破綻させることなく、家計管理が実践できているか確認することです。

ご夫婦で働いて得たお金を納得いく形で支出できているかどうか定期的に確認しましょう。お子さまが進学されるライフプランの変更時に家計を見直すのはいいことだと思います。
 

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家計管理の視点は「今」と「これから」と「将来」

家計を管理するには3つの視点に立ってお金のことを考えることが大切です。1年単位で家計を見る「今」、2年から5年程度の「これから」と10年以上先の「将来」の家計です。

Sさんの家計を見ると、現在負債を抱えていないこと、生活費約40万円の半年分にあたる240万円以上の貯金があるため、突然家電が壊れて買い替えが必要な場合や冠婚葬祭の出費、体調を崩して入院した際の医療費などに対応できる費用は準備できていると考えられます。短期の家計「今」のお金についての準備はできています。

5年程度の「これから」の支出については、車も購入したばかりで10年以内に大きな支出は予定していないとのことですが、5年以内に家族旅行に行きたいとのことです。こちらは家族旅行を目的とした貯金を始めることをおすすめします。

お金を貯めるコツは具体的な目的をもって貯めることです。具体的に、旅行先はどこにするか、予算はいくらにするかなどをご家族で話し合ってお金を貯めていくと実現しやすく、自分たちの要望に沿ったお金の使い方につながります。