理想の家は?と聞かれたら「かっこいい家」と答える人が多いのではないでしょうか。
せっかく建てるなら、できるかぎり理想に近い家を建てたいですよね。
今回は建築実例などで公開される「かっこいい家」の数々を調査し、かっこよく見えるための条件についてご紹介します。
これからかっこいい家を建てたい人、かっこいい家づくりのポイントが知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
かっこいい家の特徴とは?
かっこいいといわれる家は、どれも建てた人のこだわりや個性が光っています。
近年の傾向では、かっこいい家と呼ばれる家は、モダンスタイルをベースとし、無駄をそぎ落としたシンプルな造りが基本です。ここからは家がかっこよくスタイリッシュに見える条件を具体的に見ていきます。
デザインやフォルム
好みの系統を表す言葉で「かっこいい」と対で使われるのが「かわいい」です。かっこいい家のデザインやフォルムは、全体的に直線的で、シャープさが感じられます。それに対してかわいい家はナチュラルなやわらかさや温かみを感じられるデザインが特徴的です。
「かっこいい家」は直線的なデザインが基本ですが、曲線をアクセントとして取り入れると、動きが出てかっこよさに磨きがかかります。ただし、コロンとした丸みのあるデザインはかわいい印象になるため、取り入れないよう注意しましょう。モダンでかっこいい家には、流線型などスタイリッシュなデザインが似合います。
色味
かっこいい家の色使いは、黒・白・グレーといった無彩色をベースに、使う色の数を抑えることがポイントです。外壁では濃紺やブルーなど、ダークな寒色系で個性を出すのもよいでしょう。
床や壁面、家具などにダーク系の木目やアクセントカラーを効果的に取り入れて、メリハリのあるかっこよさを演出してください。
素材感
モダンでかっこいい家づくりには、外装・内装ともに、無駄のない無機質な素材が好まれます。ガルバリウムなど金属系のシャープな外壁素材をベースに、木材などナチュラルな素材をバランスよく組み合わせた実例も素敵です。
かっこよさを追求するなら、素材の質にも注目しましょう。外装・内装に関係なく、質の低い素材を使うと仕上がりが安っぽく見えてしまい、かっこよさから遠ざかります。こだわりの部分には良質の素材を使うなど、予算の範囲内で工夫しましょう。
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かっこいい家の外観ポイント
かっこいい外観をつくることで、家全体の印象がクールな印象になりますよね。外観がかっこよく決まるポイントについて詳しく見ていきましょう。
モダンで印象的なシルエット
外観のシルエットで建物の第一印象が決まります。かっこいい家のシルエットは直線的で、四角形がベース。キューブをいくつか組み合わせたり、土地の条件を活かした形状で設計したりするなど、アレンジで印象が変わります。
屋根の形もかっこいい家づくりにかかせない要素です。片流れ屋根は、見た目がシャープで勾配のつけ方によって、よりスタイリッシュな印象になります。
モノトーンや抑えた色味の外壁
外壁の色味はモノトーンカラーをベースとした単色や2色使い、濃紺などダークな寒色系でまとめるのがおすすめです。シャープでモダンな外観になります。
単色やモノトーンだと重過ぎる場合は、玄関扉や目隠しフェンス、バルコニーなどに木目を取り入れるとよいでしょう。重々しい印象をうまく和らげた、おしゃれで機能的なアクセントになります。
すっきりとした見た目
玄関や窓などの造りが控えめで、無駄のないすっきりとした見た目がかっこいい家のトレンドです。設計段階からしっかり計画すれば、光量を確保したうえで窓の存在感をなくしたり、玄関や窓を道路や隣家からの人目が気にならない場所に配置したりできます。
雨どいや換気口など、家の機能として必要な要素は目立ちやすく、雑然とした印象になりやすいです。配置を工夫したり、外壁と同系色にまとめると、すっきりしたモダンな外観になります。