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介護職の平均年収はいくら?厚労省とジョブメドレーのデータを比較してわかったこと

介護職の平均年収はいくら?厚労省とジョブメドレーのデータを比較してわかったこと

介護職が昇給するには

資格を取得する

介護職は保有資格によって年収が大きく変わります。ジョブメドレー会員の保有資格別の平均年収は以下のとおりです。

保有資格

ジョブメドレー会員

初任者研修との年収差

介護支援専門員

396万1,000円

+86万円

介護福祉士

386万5,000円

+76万円

実務者研修

354万3,000円

+44万円

初任者研修

310万1,000円

 

初任者研修を起点に、上位の資格を取得するにつれて平均年収が上昇しています。とくに介護福祉士はほとんどの職場で評価される資格であり、取得後さらに介護支援専門員(ケアマネジャー)を目指せば400万円台も視野に入ります。

職場によっては資格取得支援制度(研修費の補助、取得後の一時金など)があるので、まずは勤務先の制度を確認してみてください。

キャリアアップを目指す

勤続年数別のデータで見たとおり、介護業界は勤続年数が給与に反映されにくい構造です。しかし、一般職から主任やサブリーダー、 サービス提供責任者・管理職へと昇進することで年収は大きく上昇する可能性があります。

職場

年収

前の役職との差

管理職

397万4,614円

+74万円

主任・リーダーなど

359万1,966円

+36万円

一般職

323万1,116円

参照:公益財団法人介護労働安定センター|令和6年度 介護労働実態調査結果(月収×14ヶ月で試算)

また、処遇改善加算の配分や評価制度が整った職場では、具体的なキャリアパスや独自の等級制度に応じた昇給がおこなわれているケースもあります。まずは勤務先の評価制度やキャリアパスを確認し、具体的なステップを把握しておくことが大切です。

夜勤を増やす

夜勤は深夜割増賃金に加えて夜勤手当が支給されるケースがあります。夜勤手当の平均額は以下のとおりです。

勤務体制

夜勤手当(1回あたり)

三交替制 準夜勤

2,923円

三交替制 深夜勤

4,870円

二交替制 夜勤

5,973円

参照:日本医療労働組合連合会|月刊「医療労働」3月号

一回ごとの手当の額は大きくないものの、月4〜5回の夜勤で年間10〜15万円程度の増収が見込めます。また、夜勤専従として働ける職場を選べば、さらに大きな収入アップも可能です。ただし夜勤回数を増やす場合、生活リズムや体調を考慮しながら検討してください。

副業する

介護業界ではスポットワークが普及しつつあり、隙間時間を使った収入増が現実的な選択肢になっています。夜勤専従・訪問入浴・健診センタースタッフなど、業務内容によっては時給2,000円を超えることも珍しくありません。

ただし、職場によっては就業規則で副業を禁止している場合もあるため、事前に確認してください。

給与条件が良い職場を探す

現在の職場で昇給が見込めない場合は、より条件の良い職場への転職も選択肢のひとつです。ジョブメドレーに掲載中の求人(2026年4月時点)の年収の目安は以下のとおりです。

職場

想定月収

想定年収

定期巡回・随時対応サービス

26万6,000円

415万8,290円

介護付き有料老人ホーム

26万2,720円

400万4,170円

訪問入浴

26万410円

391万750円

住宅型有料老人ホーム

25万6,810円

399万3,910円

訪問介護

24万5,680円

376万6,000円

サービス付き高齢者向け住宅

24万5,400円

377万2,580円

通所介護・デイサービス

23万4,490円

362万7,920円

小規模多機能型居宅介護

23万3,530円

362万5,800円

特別養護老人ホーム

23万3,440円

367万7,390円

ショートステイ

23万1,250円

362万7,480円

グループホーム

23万990円

353万6,270円

介護老人保健施設

22万5,230円

354万3,570円

通所リハ・デイケア

22万80円

346万550円

軽費老人ホーム

21万6,050円

334万5,620円

*年収は「月給の総平均 × 14ヶ月(ボーナスは月給の2ヶ月分)」で試算。残業手当など月によって支給額が変動する手当は集計対象外のため、実際に支払われる賃金はこれより多くなる可能性があります。

求人データでは、定期巡回・随時対応サービスや介護付き有料老人ホームが上位となりました。定期巡回・随時対応は夜間対応を含む加算が大きく、民間運営の有料老人ホームは施設の利益が職員の給料に還元されやすい仕組みが影響していると考えられます。

ただし、給与だけで転職先を決めるのは要注意です。業務内容・職場環境・夜勤回数・人員体制なども含めて総合的に判断することが、長く活躍し続けるうえで重要です。複数の求人を比較して、自分に合った条件の職場を探してみてください。

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tips|求人データと厚生労働省のデータで順位が逆転する理由

厚労省のデータでは老健・特養が年収がトップだったのに対し、ジョブメドレーの求人データでは順位が逆転しました。この背景には、求人データと国の調査は、データの性質が異なる点があります。

・厚労省データ・会員データ:実績(実際に支払われた給与)
・求人データ:見込み(募集中の求人に掲載された給与)

今の収入は高いか低いかを知りたいなら厚労省・会員データを、より良い条件の職場を探したいなら求人データを参考にしてみてください。

自分の年収を見直してみよう

同じ介護職でも、年代・職場・地域・役職によって年収は大きく変わります。介護職は給料が低いと言われることもありますが、400万円を超える職場や役職もあります。この記事のデータと自分の年収を比較して、今の条件を振り返る一つの材料にしてください。

参考

  • 厚生労働省|令和7年賃金構造基本統計調査
  • 厚生労働省|令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果
  • 公益財団法人介護労働安定センター|令和6年度 介護労働実態調査結果

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