◆夫に対する不満を17年も前から溜め込んできた
![夫は見てはいけない 妻たちの[熟年離婚]計画](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/3/1773213522498_h4bkqsq7jrc.jpg?maxwidth=800)
伊藤啓子さん(仮名・52歳)はそう決意を口にしたうえで、資産運用、断捨離、美容ケアに励んでいることを熱弁し始めた。21年間連れ添う夫(54歳)は大手企業の管理職で年収1500万円。自宅で習字教室を開く啓子さんの年収は約300万円だ。都内の戸建て住宅で暮らし、一人息子は名門私立高校に通う。一見すると絵に描いたような幸せな家庭だが、夫に対する不満を17年も前から溜め込んできた。
夫は子供の夜泣きなど知らん顔。育児も家事もすべてワンオペだった。
◆夫婦の会話は家にいてもLINEの中だけ
子供が1歳になる頃に何度か“夫婦の営み”があったが、啓子さんは納得がいかなかった。「あなたが子育ても家事も一切しないのに、私が眠る時間を削って『する』なんてムリ」
そう伝えると、夫は不満を態度で示すようになった。
啓子さんが電気を消し忘れると、わざとらしく「またか」と大きなため息を漏らす。夕食の品数が少ないと「またか」。子供が泣いても「またか」。啓子さんは夫の声を聞くことも嫌になり、常に耳栓をするようになった。夫婦の会話は家にいてもLINEの中だけ。夫の顔を見るのも嫌になったが、啓子さんの収入が少ないこともあって離婚は現実的ではないと考えていた。

