◆芸能活動を一旦離れる、大野の選択
大野は嵐での活動終了と同時にSTARTO社を離れる。そのことを発表した際、「14歳からこの世界に入り、約32年間、事務所の方々、そして関わってくださったすべての関係者スタッフの皆さま、長い間大変お世話になりました」と、同社にお礼を述べた。同社側も同じ。大野に対し、「これまでの数々の功績に対し心より感謝の意を表します」と謝意を表した。円満退社だ。大野が将来的に芸能活動を再び始めようとしたとき、同社からの離脱は支障はならない。
活動終了後の嵐に再結成の可能性があるのかというと、あると見る。たとえばジャニーズ事務所の大先輩で、大人気を博したフォーリーブスの場合、4人のメンバーが20代後半だった1978年に解散したが、24年を経た2002年に再結成した。全員50代になっていた。
解散前の4人には意見の食い違いもあった。だが、再結成時には全員がお互いをいたわり、家族のような関係に見えた。コンサートの打ち上げでは畳敷きの広間にファンも入れて酒を酌み交わし、楽しそうに青春時代の出来事を語り合っていた。
嵐の5人もいつか再びみんなで会いたくなるはず。もともと仲が良いうえ、26年もの思い出を共有しているのだから。そのとき、自分たちを支えてくれたファンのために歌うと見る。<取材・文/高堀冬彦>
【高堀冬彦】
放送コラムニスト/ジャーナリスト 1964年生まれ。スポーツニッポン新聞の文化部専門委員(放送記者クラブ)、「サンデー毎日」編集次長などを経て2019年に独立。放送批評誌「GALAC」前編集委員

