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どんなに懸命に働いても働いても「お金持ち」になれない理由…サラリーマンの給与とは「明日も会社に来させるための最低生活費」という資本主義の残酷なルール

どんなに懸命に働いても働いても「お金持ち」になれない理由…サラリーマンの給与とは「明日も会社に来させるための最低生活費」という資本主義の残酷なルール

資本主義の日本では、資本を持つ人ほど有利になる仕組みになっています。物価や賃金が安定していたころはこうした資本主義の構造が意識されにくい状況でしたが、2022年以降はインフレが進み、物価が高騰。普通に働いているだけでは資産が目減りしてしまう状況が続いています。では、このような環境下でもビジネスで成功している人々は、どのように収入を得ているのでしょうか。嶋村吉洋氏の著書『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)より、我が国の「資本主義」の構造と、成功者がどのように収入を築いているのかをみていきましょう。

成功者は、「お金に働かせている」

あなたがどんなに一生懸命に働いても働いても豊かになれない理由は、お金のために働いているからだと思います。

世の中の成功者は、「お金のために働く」のではなく、「お金に働かせている」のです。つまり、不労収入(仕組みからの収入)を得ているのです。不労収入とは、「自分が働かなくても得られる収入」や「労働の直接的対価として得る賃金や報酬以外の収入」を指します。たとえば、以下のようなものが代表例です(図表)。

出典:『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)より抜粋 [図表]不労収入の種類 出典:『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)より抜粋

・家賃収入(不動産投資)……所有する不動産を貸し出して得る家賃収入

・著作権・特許権使用料や印税……本や音楽、発明などの権利を他者が利用した際に得る収入

・預貯金の利子・債券の利息……銀行預金や国債・社債などから得られる利息

・株式の配当金・株主優待……株式を保有することで企業から得られる配当や優待

・ウェブサイトや動画の広告収入……ブログやユーチューブなどの動画コンテンツを運営し、広告を通じて得られる収入

不労収入は一度仕組みや資産を構築してしまえば、その後はほとんど労力をかけずに継続的に収入を得ることができます。

こう聞くと、ビジネスオーナーのような特別な人だけが得られるものだと感じる人もいるかもしれませんが、コミュニティを基盤にすることで、定年までずっと他人に使われ続ける“労働収入”の人生から、少しずつ“不労収入”の世界へと踏み出すことが可能になります。

誰かに雇われている限り“ギリギリの額”しか稼げない

まず知っていただきたいのは、「労働収入のみで働き続けることが、どれほど損なのか」という事実です。

日本は資本主義の国なので、資本を持つ人が有利になる仕組みになっています。しかし、私から見て、多くの人は資本家ではなく、資本家に雇われる側を自ら選んでいるように見えます。少し俯瞰して考えてみましょう。

人間の身体能力は25歳くらいがピークで、そこから徐々に下り坂になります。平均寿命を仮に80歳くらいとすれば、働ける期間は20歳から65歳、定年延長したとしても70歳くらいまでです。その間に得られるお金は、労働収入の場合、経済学では「労働力の再生産コスト」と呼ばれています。

この「労働力の再生産コスト」とは何でしょうか。辞書で調べると、「労働者が明日も同じように働くために必要な最低限の費用」と書かれてあります。簡単に言えば、あなたが働き続けるために必要な最低限の生活費のことです。

たとえば、月末の財布の中身や銀行の預金残高を思い出してみてください。従業員であれば、給料が支払われる前には「今月もお金が足りない」「給料が支払われるまで、どう乗り切ろうか」と考えることが多いのではないでしょうか。毎月同じようにため息をついてしまいます。しかし、これはあなたのせいではなく、仕組みの問題なのです。

賃金を払う側は、あなたを「この仕事にふさわしい労働力」と判断して雇っていますが、賃金の額は「あなたが辞めずに働き続けられるギリギリの額」に設定されていることが多いのです。

たとえば、東京で暮らすなら、家賃はいくら、食費はいくら、光熱費や通信費はいくら、結婚や子育ての費用はいくらとざっくり計算し、「このくらいあれば生活できるだろう」というラインで賃金が決まっています。

だから、月末にはほとんどお金が残らないのが普通なのです。これは経営者が意地悪だからではなく、社会全体がそういう仕組みで動いているからなのです。

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