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「断ったら餓死と言われた」終末期の胃ろう・点滴は本当に必要か?東大名誉教授の提言

「断ったら餓死と言われた」終末期の胃ろう・点滴は本当に必要か?東大名誉教授の提言

◆延命治療への意識はどこまで変わった?

 2010年に『「平穏死」のすすめ』を発表された石飛幸三先生や、2012年に『大往生したけりゃ医療とかかわるな』を発表された中村仁一先生のご発言で、胃瘻などの延命治療に対する国民の意識も少しずつ変わり始めています。

 自然に平穏に死んでいくにはどうしたらいいのか。そういった国民の意識が病院を変え始めています。

 病院側も終末期のガイドラインが確立されて、治療の「差し控え」と「中止」ということが認められるようになってきました。

 しかし、まだまだ終末期のガイドラインで示されている要件は、非常に狭く限定されているので、現場で困っている医者もたくさんいます。

 未だ多くの病院は病気を治すところであって、平穏な死を迎えさせてくれるところではないのです。

◆その119番が後悔に変わる…親の最期を“想定外”にしない準備

 リヴィングウィルで延命治療を望まないと家族に伝えていても、突然、倒れてしまったら、家族は慌てて119番に電話してしまう、というのは、よくあることだと思います。

 救急車が到着したときに、すでに呼吸や心拍が止まっていた場合でも、救命措置が取られます。救急車を呼んだのに「もう結構ですから、お帰りください」とはなりません。

 AEDをつけて心臓に電気ショックを与えたり、心臓マッサージをしたりします。そういう措置を見て「ああ、お母さんは静かに死にたいって言っていたのに……」と後悔する人もいるそうです。

 あの世へ行った人は、この世でのちょっとしたことなどはなにも気にしていませんので、後悔する必要はありません。

 しかし、本人の希望に沿った看取りをしたいのであれば、ふだんからシミュレーションをしたり、イメージを働かせたりしたほうがいいでしょう。

配信元: 日刊SPA!

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