◇「仕事終わりに寄るね!」それぞれの現場、ひとつの想い
移動日と休業日を除くと、実質3~4日間のおしごと体験。参加者は2人ずつ3つの事業所に分かれ、それぞれの現場へ向かいます。
- 有限会社ことらや(和菓子製造): 加藤さん、武田さん
- 株式会社丁井(食品製造): 棚橋さん、鈴木さん
- 株式会社マリン大王(水産加工): 有山さん、窪池さん

武田さん(左)と加藤さん(右)(有限会社ことらや)

棚橋さん(株式会社丁井)

鈴木さん(株式会社丁井)

窪池さん(左)と有山さん(右)(株式会社マリン大王)
特産「鳴門わかめ」の収穫最盛期と重なった株式会社丁井の二人は、ある日、早朝から海に出て収穫作業を体験。その分、仕事が早く終わりました。
「今日、お仕事終わるの早いから、仕事帰りにお店に寄るね!!」
そう言って、棚橋さんが向かったのは、和菓子製造の「ことらや」。
残念ながら、加藤さんと武田さんはお仕事が忙しく会うことはできませんでしたが、二人が働いているお店の雰囲気を感じられ、人気の和菓子も購入することができました。
「うちは無理だからね」
また、水産加工の「マリン大王」で働く有山さんからは、やんわりと断られたそう。
それもそのはず、工場内は徹底した衛生管理下。部外者は立ち入ることができません。
それは、食の安全を守る企業の真摯な姿勢の証でもあります。
4日間という短い期間の中、互いの仕事に興味を持ち、労い合う。
そんな温かい交流が、彼らの間にはありました。
◆旅先で出会う、それぞれの文化
体験期間の中日(なかび)には、鳴門市の魅力を巡る「鳴門プレミアムツアー」が開催されました。
四国八十八箇所一番札所の霊山寺や大塚国際美術館、うずしお観潮船など、名所を巡る一日です。
四国八十八箇所一番札所の霊山寺を訪れた時のこと。
愛媛県出身の武田さんが、山門脇の「参拝俳句投稿箱」を見つけました。
「あ、俳句の投稿箱だ。投稿しよ~」
そう言うと、ごく自然にペンを取り、さらさらと一句詠み始めます。
ものの数分で書き上げ、投函するその姿に、他の参加者もアテンド役の市職員も驚きを隠せません。
「かっこいい!」「愛媛では普通なの?」と感嘆の声が上がります。
俳句が日常に根付く文化で育った武田さん。
彼女にとっては当たり前のことが、他の人には新鮮な驚きとして映ります。
また、世界最大級の渦潮を楽しめるうずしお観潮船アクアエディでは、海外生活経験のある鈴木さんが外国人観光客とスラスラと英語で会話する一幕も。
多様な背景を持つ人々が集う観光ツアーは、鳴門市の魅力あふれる観光資源と相まって、私たちが持つ「あたりまえ」を揺さぶり、視野を広げてくれる豊かな出会いに満ちていました。

アオアヲナルトリゾート内バイキングレストラン「阿波郷土料理 彩」でランチを楽しんだ後の1枚

道の駅 くるくるなるとで、自分たちがおしごと体験をしている事業所のおかしを見つけました!

鳴門市ドイツ館にて

大塚国際美術館にて

