前身の大阪商船時代から140年以上の歴史を持つ商船三井クルーズが展開するクルーズブランド「MITSUI OCEAN CRUISES(三井オーシャンクルーズ)」。中でも「三井オーシャンフジ」は全キャビンがスイートのラグジュアリー船だ。今年9月には姉妹船「MITSUI OCEAN SAKURA(三井オーシャンサクラ)」の運航開始も控えている。上質な旅を楽しめる日本発祥のクルーズブランドだ。
「三井オーシャンフジ」は「フジインクルーシブ」と呼ばれる料金体系を採用している。クルーズ代金に、基本的な食事やドリンク、船内のエンタテインメントなどが含まれており、宿泊、食事、移動をそれぞれ払う陸旅よりわかりやすい。
まず、船旅を楽しむためのチェックインには、外国籍船の場合、乗船するターミナルでパスポートの提示やクレジットカードの登録、顔写真の撮影といった手続きをする。空港の保安検査をイメージするとしっくりくる。それらが終わって、いよいよ船内へ。ここから非日常が始まると思うと、ちょっとときめく。
はじめての船内
気持ちがはやり、乗船してすぐにデッキを下から上まで隈なく散策。多層のデッキを貫くらせん階段が象徴するように、ラグジュアリーホテルをそのまま海に浮かべたようで、とてもわくわくする。なお、「三井オーシャンフジ」は最上階が11階の多層構造で、客船ではフロアを「デッキ」と呼び、自分がいま船の何階にいるのかを示す目印になっている。

スイートで楽しむくつろぎの時間
すべての客室がスイートで、しかもオーシャンビュー。客室の約9割がベランダ付きというラグジュアリーな雰囲気。宿泊したベランダスイートのベランダからは、雄大な海が見渡せる。波音に耳を傾けながら、誰にも邪魔されることなくひとり静かにたたずむ時間は、あわただしい日常から切り離され、ぜいたくそのものだ。太平洋に沈む夕日も眺めることができた。
お部屋にはウェルカムドリンクとしてスパークリングワインが用意されており、雄大な海の景色と相まって、客室に入った瞬間から、素晴らしい滞在になることをさらに予感させた。バスタブも全ての客室に備わっており、ゆったりしたバスタイムも楽しめる。

