「リノベーション」をしようと考えたときに、専門会社に頼むべきなのか、そもそもリノベーションはリフォームとは何が違うのかと疑問に感じることもあるでしょう。
実は、リフォーム・リノベーションの現場では、リフォームとリノベーションという言葉は厳密に使い分けられているわけではありません。したがって、「リフォームを頼むか、リノベーションを頼むか」は重要ではなく、「リノベ専門店」でなくてもリノベーション工事は可能なのです。
1,000社以上の全国の工務店を担当したコンサルタントが、リフォーム会社の実務の視点から、その違いとリノベーションをお得に依頼する秘訣を解説します。
1.リフォームとリノベーションの言葉の定義
まずはリフォームとリノベーションの言葉の定義を確認しましょう
リノベーションの方がおしゃれな仕上がりになりそうってイメージだけど、実際はどうなの?

リフォームは「元の状態に復元する工事」、リノベーションは「ゼロからプラスの価値を付加する工事」を指すとされます。
ということは、リノベーションをしたいなら、プラスの価値を提案できる「リノベーション専門店」に依頼するべき、ってことかしら
いや、実際には、その考え方で依頼していると損してしまうかもしれませんよ
あっ、鈴木さん
あなぶきデジタルサービス株式会社 鈴木信彦
大学卒業後、東証一部上場の企業にて、建築業専門のコンサルティング事業に携わる。建築コンサルタントとして全国を飛び回り、東日本統括マネージャーを経験。全国の1,000社以上の工務店を担当し、建築業界の裏表を知り尽くしたプロフェッショナル。
全国の工務店向けの研修講師を務め、個別相談も受け付けていた経験もある。
TV番組「ええじゃないか!!(TOKYO MX)」にて、リフォームガイドのサービスを解説。
リノベ専門店だけに相談していると、依頼できる会社の選択肢を自ら狭めることになりますからね。まずは、リフォーム実務の世界での「リフォーム」と「リノベーション」について説明しましょう
2.現場のプロは「言葉の使い分け」を気にしていない
実は、リフォームの現場では「リフォーム」と「リノベーション」の言葉は厳密に使い分けられてはいません。だから、「リフォーム会社だからリノベーション的な提案ができない」という認識は誤りなんですね
実際、私たちコンシェルジュも、「リノベ希望だからリフォーム会社は避ける」という紹介はしていません!

リフォームの現場では、「リフォーム」と「リノベーション」という言葉の間に明確な線引きはありません。
多くの場合は、「通常より規模が大きく見栄えの良い工事」をリノベーションと呼ぶこともある、程度の使い分けです。
そうそう、そんなものです。「リノベーションって言った方がかっこいいから使ってます」って会社さんも多いですよ
実務の話をすると、「リフォーム会社」であっても、例えば「古くなったキッチンを交換したい」という依頼で、「はい言われた通りの交換だけします」なんて仕事はしません
そうですね。今使い勝手が悪いところがないか、どんな使い方をするのかをヒアリングして、どの商品がいいかとか配置替えとかを提案してくれますよね
そうそう。そうやって今のキッチンから価値を向上してくれるのが「リノベーション」。リフォーム会社だからリノベーション提案ができないって話ではないんです
つまり、リフォームを頼むかリノベーションを頼むかはどうでもよくて、大事なのは「どんな暮らしを叶えたいか」を打ち合わせでしっかり伝えて、最適なプランニングしてもらうこと、なんですよ
なるほど、打ち合わせの結果、提案されたプランが、言葉の定義上の「リフォーム」になっているか、「リノベーション」になってるかってだけなのね
POINT
リフォームの現場では「リフォーム」と「リノベーション」の言葉は厳密に使い分けられていない
リノベ専門店でなくても、価値を向上させる「リノベーション提案」は日常的に行っている
大事なのは「どんな暮らしを叶えたいか」をもとに打ち合わせて、最適なプランニングしてもらうこと

