「ゼロで死ぬ」ことの現実的な難しさ
現実的に考えて、ぴったり「ゼロで死ぬ」ことを目指すのは非常に難しいと言わざるを得ません。最大の理由は、自分が「いつまで生きるか」を正確に知ることができないからです。平均寿命より早く亡くなる方もいれば、ずっと長生きする方もいます。
また、予期せぬ病気や事故、あるいは急な物価上昇など、人生には何が起こるかわかりません。ぴったり「ゼロ」を狙いすぎて、必要な時にお金が足りなくなってしまうという事態は避けたいものです。
最後まで豊かに生きるためのお金の残し方・使い方
大切なのは、「ゼロ」にこだわるのではなく、自分らしい豊かさを最後まで追求し、現実的なバランスを見つけることです。
まず、公的年金などの定期収入で、毎月の生活費がどの程度賄えるか確認しましょう。年金だけで十分なら、それ以外の資産は、より積極的に人生を楽しむために使えます。年金だけでは不足する場合は、不足分を補うために働いたり、資産運用したりしながら、資産を取り崩していく計画が必要です。
ポイント
■寿命や想定外の事態は予測不可能なので、現実的なバランスを重視しよう
■最低限の費用を確保した後は、心豊かに過ごすため、資産を計画的に活用しよう
川口 幸子
クラウドコンサルティング株式会社
代表取締役
