森英恵の創作の軌跡を辿る

没後初の回顧展となる同展では、オートクチュールのドレスを中心に、資料や初公開作品を含む約400点を展示。日本、ニューヨーク、パリと世界を舞台に活動した森英恵の創作の軌跡を、時代やテーマごとに辿りながら紹介する。

見どころは、森英恵が27年間にわたって取り組んだ膨大な数のオートクチュールコレクションの数々。日本初公開となる、アメリカ・メトロポリタン美術館所蔵のドレスや、伊藤若冲の『月下白梅図』(1755年)から着想を得たドレス、和柄を取り入れたイヴニングアンサンブルなど、上質な素材と卓越した技術による煌びやかなドレスは圧巻。普段なかなか見る機会のない美しいドレスを間近で鑑賞できる貴重な機会だろう。

デザイナーとしての表現にとどまらず、ファッションを文化として社会に根付かせるために行ってきた出版・メディア活動など、その多面的な功績にも迫る同展。
60年以上前に掲げた「自立した女性」のビジョンが、令和の今、私たちの目指す姿といかに共鳴するか。彼女のものづくりの全貌を辿りながら、自らの手で人生を切り拓いたひとりの女性の、圧倒的なエネルギーに触れよう。
生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ
WEB:https://morihanae100.jp
