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「すぐ辞めるのは甘え」と耐えた結果…新入社員が1ヶ月で退職を決意した“友人からの一言”

「すぐ辞めるのは甘え」と耐えた結果…新入社員が1ヶ月で退職を決意した“友人からの一言”

◆「辞めるのは甘え」と思いながら続けていた仕事

新入社員
 中村里奈さん(仮名・20代)は、新卒で入社した会社を約1か月で退職した。大手保険会社の営業職として働き始めたが、「社会人になるのは、こんなにも大変なのか」と感じたという。

「入社前は『ここで頑張ろう』と思っていたんですが、実際はかなり厳しい環境でした」

 社内には同期はおらず、入社直後から他の社員と同じ水準の成果を求められた。仕事を覚えるだけでも精一杯な状態にもかかわらず、ベテランと同じノルマを課せられたそうだ。

 さらに、女性同士で成績を競い合う環境もプレッシャーになっていた。

「数字が張り出されるたびに、周りと比べてしまうんです。『どうして、自分だけできないんだろう』と感じることが増えていきました」

 土日も資格の勉強や準備に追われ、気づけば休みの日でも仕事のことが頭から離れなかった。

「カレンダーを見て『また月曜日が来る』と思うと、気持ちが重くなっていました」

 それでも当時は「すぐ辞めるのは甘え」という考えが強かったという。何があっても“2年”は続けようと自分に言い聞かせていたそうだ。

◆「辞めてもいい」のひと言で気持ちが軽くなった

 しかし、次第に体調にも変化が表れた。

「朝になると気持ちが重くて、会社のことを考えるだけで不安になっていました」

 そんなとき、友人に今の状況を打ち明けると「辞めたいんなら辞めていいじゃん」と言われたという。そのひと言で「辞めてもいいんだ」と思えた中村さんは、初めて自分の状況を冷静に見られるようになり、その2日後に退職を決意した。

 入社してわずか1か月だった。

「当時は『すぐに辞めてしまった……』という思いもありましたけど、今は受け止め方が変わりました。あのときの決断は、自分にとって必要だったと思っています」

 そして中村さんは現在、ベビーシッターとして働いているとのことで、最後に「自分の合う環境で働くことの大切さを実感しました」と明るく話した。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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