山梨県大月市、扇山のふもとに広がる「大月エコの里」。河津桜が冬の終わりに彩りを添え、遠くには霊峰富士が顔をのぞかせる。この日、里には薪を割る音と子供たちの歓声が響いていた。新しい風を吹き込んだのは、着任したばかりの二人の地域おこし協力隊だった。

新しい名前、2倍のにぎわい
「自分で植える!割る!冬の森のおいしい体験会」。親しみやすい名前に生まれ変わったこのイベントは、新たにエコの里に着任した地域おこし協力隊の家坂さんと滝口さんが中心となって企画された。

ECサイト運営の経験を持つ家坂さんは広報や事務連絡を担当。元陸上自衛官の滝口さんは、当日の案内役として参加者が自然を満喫できる環境づくりに努めた。二人の異なる経験が噛み合い、精力的な声かけもあって、参加者は昨年の2倍に。会場は世代を超えた笑顔で満たされた。

参加者はシイタケの植菌や薪割りといった、都会では味わえない体験に夢中になる。黙々と薪を割る父親の傍らで、子供たちは土の上を元気に走り回る。そんな光景が、この土地の豊かさを物語っていた。


体を動かした後の、格別な一杯
体験の後には、希望者にお昼ご飯が振る舞われた。エコの里で採れた素材を使った大月名物「おつけだんご」と、温かい甘酒だ。特に甘酒は、今年から子供も楽しめるようにと改良された特別なもの。少しのトラブルもご愛嬌。青空の下、にぎやかなランチタイムが流れていく。



